関西補給処三軒屋弾薬支処衛生科長の山尾正倉1陸尉は4月3日、朝日医療大学校の新入学生約300人に対し防災について講話し、岡山地本の募集広報に協力した。
山尾1尉は、学生に防災に興味を持ってもらうために自衛隊の災害派遣における衛生科隊員の行動や生活支援活動、大規模地震が医療に及ぼす影響などについて説明した。また同校がボランティア活動を推奨していることから、「自然災害発生時のボランティア活動でに医療人として何ができるか」をテーマに話すと、学生は熱心にメモを取りながら聞き入っていた。
さらに山尾1尉は展示ブースで、非常食としても用いられる乾パンを手に、「災害発生時、避難所では硬いものを食べられない人や入れ歯をなくして困っている人がいるかもしれない。そういうことに気が付くことが大切だ」と災害時における生活支援の心得を指摘した。
最後に山尾1尉は「今後ますます大規模地震が発生する危険性は増してくる。講話を通じて学生が自衛隊の災害派遣活動に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。