海自1護衛隊群(司令・江川海将補)の護衛艦「いずも」と「むらさめ」は4月30日、インド太平洋方面派遣訓練のため横須賀基地を出港し、5月12日にシンガポールのチャンギ海軍基地に入港した。

 両艦は東シナ海、太平洋、南シナ海を航海中にアメリカ、インド、フィリピンの各国艦艇と共同巡航訓練を行った。また12カ国の艦艇と共にADMMプラス海洋安全保障実動訓練に参加し、戦術技量の向上を図るとともに、各国海軍と相互理解増進や信頼関係の強化を図った。

 チャンギ海軍基地入港中に両艦は、国際海洋防衛装備展示会(IMDEX Asia2019)の関連行事の一環として、IMDEXに参加した各国軍人に対し艦艇を公開した。またいずもは艦上レセプションを行った。中でもチャンギ港に停泊していた艦艇の中で最大の「いずも」は注目を集め、シンガポール国防大臣やポーランド海軍司令官のほか、多くのIMDEX参加者や軍人が見学に訪れた。

 山崎在シンガポール日本国特命全権大使と江川司令共催によるいずもの艦上レセプションには、駐シンガポール各国大使や国防武官ら約1000人が出席した。両艦の停泊中に山村海幕長が視察に訪れ、隊員を激励した。

 1護群幹部隊員は「シンガポール海軍をはじめ、各国海軍艦艇乗員との交流を通じて当該地域の平和と安定に寄与するために任務を果たす者同士、相互理解を深めることができた」と話した。


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海上自衛隊 平成31年度インド太平洋方面派遣訓練部隊(IPD19)
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海上自衛隊 護衛艦「いずも」型
[](https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddh/izumo/){: target="_blank" rel="noopener" }

海上自衛隊 護衛艦「むらさめ」型
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