空自千歳基地(司令・寺﨑空将補)は6月29日、「千歳基地広報の日」と題した広報イベントを開いた。同基地は札幌地本と連携し、自衛隊に興味を示している募集対象の中高生や大学生、専門学生ら約90人とその保護者、教育関係者約40人を見学会に招き空自を広報するとともに、募集をアピールした。
学生らは2空団のF15戦闘機や千歳救難隊のU125A救難機、UH60J救難ヘリコプターの離着陸を見学。またペトリオットミサイルや基地防空器材、除雪器材、大型消防車などの装備品も見て回った。整備格納庫では整備員からF15戦闘機のエンジン整備についての説明を聞いた。
自衛官への質問ブースが設けられ、航空学生出身のパイロットや一般幹候生出身の幹部隊員、特別航空輸送隊の空中輸送員、子育て中の女性隊員が学生の質問や相談に丁寧に答えた。寺﨑司令もパイロットを目指す学生らの相談に話した。一方、千歳基地所属隊員の家族ら約200人も見学に訪れ、普段目にできない職場などを訪れていた。
千歳基地は「これからもあらゆる機会を活用して空自をPRし、自衛隊に対する親近感の醸成を図り、自衛隊志願者の増大になるように努めていく」としている。
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