国分駐12普連(連隊長・渡辺1陸佐)は7月3日、6月下旬から九州南部で降り続いた大雨による災害派遣に隊員約200人を出動させた。

 この日午後2時53分、鹿児島県の三反園知事が陸自8師団長に土砂崩れや洪水災害への準備、対処に係る災害派遣を要請。すでに災派に向けて対応準備を進めていた12普連4中隊が鹿児島市、同2中隊が南さつま市、4日に同重迫撃砲中隊が曽於市、同1中隊が鹿屋市輝北にそれぞれ出動した。鹿児島、南さつま両市では、河川の氾濫により発生した土砂の除去や給水支援を行った。

 4日、隊員たちは鹿屋市輝北で給水活動。曽於市で警察や消防と土砂崩れによる行方不明者を捜索した。同午後7時30分、知事から撤収要請があり、災派を終了した。

 12普連は「いかなる状況・任務にも対応するべく、今後も日頃から物心両面の準備に努めていく」としている。


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