女子7人制ラグビーのトップリーグである「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」が6月30日に終了し、自衛隊体育学校「PTS」チームは19試合を戦い抜き、年間総合8位となり、Aクラス入賞(12チーム中上位8チームは入れ替え戦なし)を果たした。

 体校チームは昨年11月の入れ替え戦を勝ち抜き、今季から初めて上部リーグで戦うコアチームに昇格。シリーズは秋田(4月28、29日)、東京(5月18、19日)、鈴鹿(6月8、9日)、富士山裾野御殿場(6月29、30日)で行われた。

 初戦の秋田大会では、ゲームキャプテンの葛西杏奈3陸曹が4トライの活躍を見せ、大会優秀選手の「ドリームセブン」に選出された。東京大会では、秋田大会をけがで欠場した梶木真凜陸士長が復帰して大柄な外国人選手相手に活躍し、伊藤睦陸士長は4トライを挙げた。鈴鹿大会でも伊藤士長が6トライを挙げ、外国人選手2人と並んで大会トライランキング1位となった。5トライで4位の梶木士長はボールを動かした時の展開力などが評価され、ドリームセブンに選出された。

 体校チームは、最終戦の富士山裾野御殿場大会で初日は1勝2敗。2日目は悪天候のため大会中止となり、3試合を残してシリーズを終えた。

 チームを牽引し続けた葛西3曹は「目標の5位に届かず悔しい結果に終わったが、規律を守るプレーや団結力、走り勝つことなど、自衛官らしい姿を見せることができたと思う」と振り返り、「一人一人のスキルを磨き、来シーズンはベスト4入りを目標に頑張りたい」と話した。


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太陽生命ウィメンズセブンズセブンズシリーズ
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