久居駐33普連(連隊長・石原1陸佐)は、6月9日から12日の間、あいば野演習場で今年度初めて10師団部隊装備火器集合訓練を担任した。

 訓練は戦闘、後方両支援部隊に対し12・7ミリ重機関銃(HMG)や個人携帯対戦車弾(LAM)の取り扱い、射撃要領や安全管理、射場勤務について習熟させるとともに、射撃錬度の向上を図るのが目的。HMG射撃は2中、LAM射撃は4中が担任した。

 初日、戦闘、後方両支援部隊が演習場に到着し、休む間もなく学科教育(射場構成、射場勤務要領)を行った。その後、非実射訓練で各射撃の操作、故障排除要領などについて展示説明し、以後の射撃訓練に向け予習して万全を期した。10日にHMG射撃。各射手は集中力を切らさずに2中から教えられた要領を確実に実施し、目標の的に命中させた。翌日のLAM射撃では、縮射弾で感覚を掴んだ後、4中の適切な助言により演習弾を目標的に命中させた。射手の一人は「滅多に行わない射撃に緊張したが、学んだことを部隊に伝え、技術を共有したい」と話していた。

 33普連は「戦闘、後方両支援部隊の射撃技術向上に大きな成果を残すことができた」としている。


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