姫路駐(司令・堀川1陸佐)は12月18日、第44回「姫路城クリーン作戦」に協力した。姫路城は世界文化遺産と国宝に指定されている兵庫県を代表する建造物。今年は同駐隊員約500人と、市民ボランティアや隊友会会員ら約450人が参加した。

 隊員は、城壁や堀に生えた草木をロープなどを用いて除去。堀に落ちた草木はボートで回収し搬送した。ボランティアらは城内清掃とごみの収集を行い、自衛隊と地域住民が一体となってクリーン作戦に取り組んだ。大天守と小天守のすす払いは高所での危険を伴う作業となるため、綿密な打ち合わせと事前訓練を実施。清掃作業と安全確保のためのロープワーク技術を修得したレンジャー隊員19人のほか、今回初参加の女性自衛官2人が作業にあたった。

 クリーン作戦前日の17日は、テレビ取材に協力。レンジャー隊員3人とお笑い芸人が高さ約25メートルの天守閣東側城壁の清掃作業を手伝う企画で、クリーン作戦の重要性の周知を図るとともに、姫路駐の広報も行った。

 姫路駐広報班は「今後も奉仕活動を積極的に行い、地域との連携を深めていく」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 姫路駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/himeji/home.htm