秋田駐(司令・五十嵐1陸佐)は、8月3日から6日の間、竿燈部所属の隊員41人を秋田竿燈まつりに参加させた。まつりは約270年の歴史を持つ国重要無形民俗文化財で、市の中心街にある竿燈大通りで約280本の竿燈に約1万個のちょうちんが吊され、観衆を魅了している。今年は約131万人で賑わった。

 隊員たちは、部長の潮屋1陸尉を中心に、課業外や休日を活用して錬成を重ねた。今年、竿燈部が創部50年を迎えた記念の年とあって、並々ならぬ熱意を持って参加した。午後7時、笛の合図で竿燈が一斉に立ち上がった。大通りでは勇壮な「竿燈囃子」に合わせ、差し手が力四分、技六分といわれる「竿燈妙技」を次々披露され、最高潮に達した。竿燈部隊員たちは、陸自の中型トラックをベースに飾り立て、ほかの屋台に比べて一回り大きく迫力満点の竿燈による壮大な演技で注目を集め、観衆から大きな拍手を浴びた。

 演技後、竿燈部の屋台には見物客が集まり、囃子班の横笛に合わせて太鼓を叩いて楽しみ、屋台や竿燈を背景に記念写真を撮る人々もいた。


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