陸自11旅団(旅団長・亀山陸将補)と真駒内駐(司令・永田1陸佐)は9月26日、同駐で河野太郎防衛大臣による部隊視察を受けた。河野大臣は慰霊碑に献花した後、庁舎前で儀仗隊(11特隊)の栄誉礼を受けた。

 河野大臣は亀山旅団長から状況報告を受けた後、装備品や北方衛生隊の訓練のほか、託児所も視察。11旅団の主要装備品について説明を聞いた大臣は、16式機動戦闘車(MCV)に試乗し、能力を確認した。

 大臣は東体育館で同駐所在部隊の隊員約900人を前に訓示。「札幌市を含む道央・道南の防衛・警備や災害派遣対応、厳しい訓練に精励する諸君に敬意と感謝を表したい」と述べた。その上で「平素から地域社会のよき一員として活動し、我々防衛省自衛隊が活動する上で必要不可欠な、地元の方々からの信頼をしっかりと勝ち得てくれている諸君を、防衛大臣として大変心強く思う。厳しい安全環境の下、諸君一人一人が果たすべき責務は一層重く、国民からの期待もより大きなものとなっている。防衛大臣として、日々それぞれの持ち場で職務に精励する諸君の頑張りに応え、諸君の先頭に立って、国民の生命・財産、わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜く決意だ。諸君もわが国の平和と安全は自らの双肩にかかっているという責任感を持って日々の任務に精励してほしい」と激励した。

 11旅団広報室は「今後も自らに課せられた責務の重大さを認識し、日本一の旅団・駐屯地を目指していく」としている。


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