陸自7師団(師団長・前田陸将)は、8月26日から28日の間、長距離機動訓練を実施し、関係部内外機関との調整などのノウハウの蓄積・継承を図った。71戦連や7高特連、7施大が参加。

 71戦連は装軌車10両、装輪車34両を編成し、釧路駐から釧路港まで約17キロの公道を走り、釧路港から苫小牧港までを輸送船で機動、苫小牧港から東千歳駐までの約30キロの公道を移動した。釧路市街を戦車が機動するのは初めてとあって、一目見ようと多くの住民が沿道で声援を送っていた。苫小牧、千歳両市でも自衛隊協力団体などが隊員を激励した。

 7高特連は隊員約160人、装輪車約70両で名寄駐から近文演習場を経由する柏台演習場までの約220キロを進行した。7施大は隊員約110人、装輪車約60両で帯広駐から然別演習場を経由する北海道大演習場までの約200キロを移動した。

 各部隊は、大規模な陸上機動の中で隊員が相互に連携を図り、安全管理や不測事態に対する処置を万全にし、全車両が無事に東千歳駐や各演習場に到着した。


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陸上自衛隊 第7師団
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