陸自5旅団(団長・小瀬陸将補)は9月29日、帯広駐で旅団創立15周年・帯広駐創設68周年記念行事を行った。見学したのは市民や隊員家族ら約4300人。

 小瀬旅団長は訓示で、「国民の期待に応えるため、わが国の防衛、国際貢献、災害派遣などの本来任務から、それらに備えるための訓練、整備などの様々な任務を一つ一つしっかりとやり遂げなければならない」と強調。その上で、「万事作戦を基準としつつ、家族にも常に思いを馳せ、しっかりと作戦基盤を確立し、いかなる状況においても任務を完遂できる強靭な指揮官、隊員として、その使命を果たすことを期待する」と要望するとともに、「地域の皆様の期待に応えていく所存です」と話した。

 観閲行進では、音楽隊の軽快な吹奏の中、16個部隊、車両159両、航空機8機が力強い行進を披露し、観衆に自衛隊の精強さをアピールした。続く訓練展示で陣地攻撃の一連の部隊行動を披露し、戦車や火砲、航空機による戦闘を展開して観衆を魅了した。このほか、イベント会場では、高校生らが若さ溢れるパフォーマンスを披露。模擬売店、エアー遊具などのチビッコ広場、災害派遣で使用される装備品展示など様々な催しが好評を博した。


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