宇都宮駐中央即応連隊(連隊長・岩上1陸佐)は1月21日、羽田空港と同駐で第12次派遣海賊対処行動支援隊などの帰国行事を行った。

 警衛隊長の青柳秀和3陸佐以下約70人の派遣隊員は、昨年7月にアフリカ・ジブチ共和国へ出発。酷暑期には気温50度を超える過酷な環境の中、約半年にわたり活動拠点の警備や維持管理などの任務にあたった。

 羽田空港のロビーでは、家族らに笑顔と歓声で出迎えられた。中には隊員の元気な姿を見て安堵の表情を浮かべる人もいた。宇都宮駐への帰隊も家族や中即連の全隊員、各部隊に出迎えられ、隊員たちは互いに肩を抱き合って再会を喜んだ。

 警衛隊長から帰国報告を受けた岩上連隊長は、「半年の間、灼熱の地で任務にあたり、まだ緊張の中にあると思う。まずはしっかり休んで、少しずつ日本の環境に適応してもらいたい」とねぎらいの言葉を掛けた。

 青柳警衛隊長は「家族の皆さんに助けられて任務を果たすことができた。また、派遣隊員と留守を預かってくれた各中隊とが一丸となって、大きな力を発揮できたと感じている」と述べた。


◆関連リンク
陸上自衛隊 中央即応連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/crr/index.html

陸上自衛隊 中央即応集団
https://www.mod.go.jp/gsdf/crf/pa/index.html

派遣海賊対処行動航空隊|統合幕僚監部
https://www.mod.go.jp/js/Activity/Anti-piracy/anti-p3.htm

陸上自衛隊 宇都宮駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/utunomiya/utsunomiyahp/