高田駐2普連(連隊長・榧野1陸佐)は、9月15日から23日の間、同駐や関山演習場で第2次12旅団訓練検閲を受閲し、防御準備から防御戦闘に至る一連の行動について評価を受けた。

 検閲は15日、同駐で編成完結式を行った後、2普連隊員たちが作戦地域の関山演習場へ前進。徒歩による隠密潜入で防御地域を占領し、防御準備を開始した。翌日、目まぐるしく天候が変化する中、隊員たちは生き残れる陣地の構築を追求。各級指揮官は主射撃方向や偽装などに着意するとともに、作業工程表に基づき工程を管理した。19日午後5時27分、防御陣地を概成した後、戦闘予行を実施し、陣地の補備を強化した。

 20日正午、全般前哨の収容掩護や防御戦闘態勢を整え、午後2時20分には全般前哨の収容掩護を完了させた。その後、敵、機械化大隊の侵攻に対し交戦。3中隊が戦闘前哨離脱後、中距離多目的誘導弾や迫撃砲火力で敵戦車を撃破し、1、2両中隊が敵の侵攻を阻止した。この間、敵の航空、化学両攻撃に対処する状況のもとで受閲は終了となった。

 榧野連隊長は「検閲で多くの教訓を得られた。直ちに隊務運営に反映させ、さらなる連隊の精強化を図っていく」と述べた。


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