久留米駐西方混成団(団長・古庄1陸佐)は10月22日から30日の間、日出生台演習場で福岡駐19普連の実動訓練を検閲した。受閲したのは259人(うち即応予備自73人)。西方混団は、平成25年に第3教育団を母体に西方総監直轄部隊として再編され、検閲は創隊後初めて。

 検閲では、陸自4師団や5施団(小郡駐)、西方特科隊(湯布院駐)、304普通科直接支援中隊(福岡駐)の支援を受け、戦闘団本部の指揮幕僚活動に加え、部隊の基本的行動と隊員の基礎動作を確認した。

 19普連を母体に編成された19戦闘団は22日、防御準備命令が下達された後、速やかに陣地地域を占領。準備の間に即応予備自を受け入れ、常即一体となって計画通り25日に防御準備を概成した。26日以降、敵40戦闘団の攻撃に対し「力戦奮闘」をスローガンに第一線陣地で強靭な防御戦闘を遂行するとともに、敵のへリボン攻撃に対して予備隊が逆襲。阻止任務を完遂して29日に状況を終了した。

 検閲を本松西方総監が視察。19普連の訓練状況や4師団との協同統裁の状況を確認・指導するとともに、即応予備自を激励した。27日には即応予備自に対する講評と優秀隊員への表彰が行われた。30日は19普連隊員に対して講評。幹部と准曹それぞれが研究会を開き、今後の錬成の資を得た。

 西方混成団は「4師団の基幹連隊として、あらゆる任務を遂行できるコア連隊をつくっていく」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 久留米駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/kurume/