青森地本(本部長・木村1空佐)は10月26日、青森港新中央埠頭で海自護衛艦「いずも」を一般公開し、艦艇広報を行った。いずもが青森県の港に入港するのは初めて。勇壮ないずもの姿を一目見ようと、親子連れや学生ら約5400人が来艦し賑わった。

 いずもはヘリコプター搭載型護衛艦で全長248メートル、幅38メートル、満載排水量2万6000トンの海自最大の艦船。青森港への初の寄港とあって、雄姿を一目見ようと市民が長い列を作った。来艦者はその圧倒的な大きさと、格納庫や飛行甲板の広さに驚きの声を上げた。ヘリコプター用の昇降機で甲板まで上ると、スケールの大きさと迫力にさらに歓声が響き、夢中でシャッターを切る人、動画撮影する人もいた。

 青森募集案内所の広報官は自衛官募集コーナーを開設して来艦者にパンフレットを配布。自衛隊の概要や募集種目を紹介したパネル展示のほか、制服試着なども行った。前日の25日には、青森艦交会主催の入港歓迎行事が行われ、約100人が参列。青森市自衛隊家族会女性部が歓迎のねぶた踊りを披露した。

 青森地本は「艦艇公開をはじめ様々なイベントを活用して積極的に広報し、募集基盤の拡充を図っていきたい」と話している。


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海上自衛隊 護衛艦「いずも」型
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