仙台駐東北方衛生隊(隊長・井内1陸佐)は11月5、6の両日、同駐で105野外病院隊の訓練検閲を行った。

 「野外医療」をテーマに実施し、患者役として同駐所在部隊の隊員の協力を得たほか、能力の評価判定については自衛隊仙台病院などの支援を得た。

 訓練は、各患者に状況付与要員が同行。患者の症状などを口頭で提示し、受閲部隊に治療や処置の状況判断をさせた。自衛隊中央病院の協力を得て手術などが可能な患者シミュレータを使用し、医官によるダメージコントロール手術の訓練も行った。

 隊員は「医療に関してこれまでにないリアリティーのある訓練で、非常に貴重な経験ができた」「今後の錬成時に何を重点にしていけばよいかを認識できた」などと話した。訓練には、東北方幕僚長の牛嶋陸将補が患者要員として参加。同隊が真に医療部隊としての実力を示せるか身をもって練度を確認した。


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