「援護を援護する」第144号 誰もいない空白地帯で自分だけの独壇場を見つけられる人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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「勝てない」は、成功へのサイン。正面突破の限界を悟り、

あえて敗北を認めた人こそが、誰もいない「空白地帯」で

頂点に立っています。消耗する競争を抜け出しあなただけの

独壇場を見つける戦略を伝授します。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(143回・3/2)は、運を掴むコツは、世間体や

損得ではなく自分の「好物」から着手することです。嫌なことに

固執せず、心が躍るタスクに上機嫌で取り組む姿勢が、新た

なチャンスを呼び込みます。自分にとっての正解を優先しま

しょう、という話をしました。


「勝てるまで戦い続ける」とよく言われますが、ビジネスの

最前線で頂点に立つ人の多くは、実は「競争に敗れた経験」

を持つ人々です。


彼らは正面突破の限界を悟り、競合がいない空白地帯

を見つけ出すことで、唯一無二の存在となりました。トップ

になるために必要なのは、他者をなぎ倒す力ではなく、誰も

いない場所を見極める力なのです。


中堅メーカーのAさんは、価格競争が激しい主力商品の

販売で万年最下位でした。

そこで彼は、誰も手を付けなかった「超小規模なニッチ市場」

に特化したのです。大手が見向きもしない顧客の悩みを

深掘りした結果、その分野で圧倒的なシェアを築き、社内トップ

の利益率を叩き出しました。


IT企業のBさんは、エンジニアとしての技術力では同期に

勝てないと痛感しました。しかし、趣味の園芸知識とITを

掛け合わせ、「農業特化型システム」の専門家という独自の

椅子を確保。今では、社内で代えのきかない第一人者として

重宝されています。


分野の数だけトップは存在します。

もし今、あなたが消耗しているのなら勝つ方法ではなく

「戦わない場所」すなわち、あなたの強みを活かせる

「空白地帯」「白地」を探してみてはいかがでしょうか。


(了)


援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

もつ。