和歌山地本(本部長・高岡1陸佐)和歌山募集案内所(所長・別府2陸尉)は10月21日、岩出市立岩出第2中学校で、2年生約200人に対して防災教育を行った。
岩出2中の防災スクールは今年で2回目。はじめに、昼休みの時間で自衛隊車両(パジェロ)を展示すると、多くの生徒が展示車両に集まり「かっこいい」「災害派遣に行ったことはありますか」などの声が聞かれ、自衛隊への関心の高さを感じた。
防災スクール支援実習では、生徒たちに実施してもらう予定の内容を含んだ訓練展示を実施し、生徒たちが楽しく実習に取り組めるよう趣向を凝らした。災害時に発生しうる患者に対する初期手当ての一つである心肺蘇生法やAEDの取り扱いについての説明、資材を用いて緊縛止血法、担架搬送、ロープワークなどを行った。
参加した生徒は、災害の場面をイメージしながら学習した手順を確認しつつ熱心に取り組んでいた。
和歌山所は「今後も防災意識の向上に協力するとともに、自衛隊の任務や活動に対する理解を深めるため、積極的に防災教育などを支援していく」としている。