岩手地本(本部長・菅原1陸佐)は10月27日、岩手駐(滝沢市)で、バス・トラック運転士体験試乗を実施した。体験試乗は、昨年度に続き2回目。
退職予定隊員らが職業選択肢の幅を広げ、自衛隊勤務で培った技能・経験などを生かせる好機と捉え、滝沢市、バス運行会社(岩手県北自動車株式会社、岩手県交通株式会社、ジェイアールバス東北株式会社)、トラック運行会社(湊運輸倉庫株式会社)、岩手駐の協力を得て、駐屯地内の自動車教習所で出張型のインターンシップとして実施した。
当日は、20歳代の任期満了、若年定年退職予定などの隊員20人が参加。バス・トラックそれぞれに乗車して、運行会社の指導の下、1人約10分間の体験試乗を行った。
その後、別会場で業界全体の説明を受け、さらに個別ブースでは各社による詳細な企業説明が行われ、バス・トラック業界への理解を深める機会となった。
また、全体説明では、昨年度のインターンシップに参加し、バス運転士として再就職した澤田氏から、バス運転士としての率直な所見などを受け、隊員の再就職後の不安事項が払拭された。
参加した隊員からは、「バス業界の勤務体系とトラック業界の実態を知り、業種選択の幅が広がった」「地域に貢献しており、やりがいのある仕事だと感じた」などの感想があった。
退職後のイメージアップを図るとともに、再就職先の候補とし、前向きに検討する様子が見られた。
岩手地本は「引き続き隊員が後顧の憂いなく任務に邁進することができるよう、再就職支援に取り組んでいく」としている。