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新田原基地エアフェスタ2023 〜ブルーインパルス曲技飛行展示の集大成“NYUTA”〜
令和5年(2023年)12月3日(日)、宮崎県の航空自衛隊新田原基地(にゅうたばるきち)において新田原基地エアフェスタ2023が開催された。毎年恒例の航空祭シーズンの大詰めだ。
今年は入間航空祭が年明け1月20日開催になることや翌週の那覇が初の曲技飛行展示になることで変則的だが、ブルーインパルスにとって新田原基地航空祭が曲技飛行展示の集大成的航空祭であることは変わりないだろう。
新田原基地はNYUTA(ニュウタ)の愛称で呼ばれている。そのNYUTAでブルーインパルスが第1区分の曲技飛行を披露した。
西部航空方面隊隷下の第5航空団第305飛行隊と航空教育集団隷下の飛行教育航空隊第23飛行隊...
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ブルーインパルス松島基地帰還10周年の令和5年度築城基地航空祭 ~4年ぶりに飛びまくりの築城!が復活~
令和5年11月26日(日)、福岡県築上郡にある航空自衛隊築城基地(ついききち)で、令和5年度築城基地航空祭が開催された。令和元年(2019年)12月8日以来、4年ぶりの築城基地航空祭となった。快晴の築城で、ブルーインパルスは第1区分の曲技飛行を展示した。
航空自衛隊の飛行場を持つ主要基地(千歳、三沢、百里、入間、小松、静浜、浜松、岐阜、美保、防府北、芦屋、築城、新田原、那覇)で、航空祭の会場となるエプロン地区が終日順光となる基地は三沢と築城のみだ。冬の澄んだ空気の中、快晴下の順光航空祭で、戦闘機が飛びまくる。撮影環境としてはこの上ない航空祭が築城基地航空祭だ。
西部航空方面隊隷下の第8航...
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テストパイロットとブルーインパルスの共演 〜岐阜基地航空祭2023で岐阜県出身加藤1空尉が地元凱旋飛行〜
令和5年(2023年)11月12日(日)、航空自衛隊岐阜基地で岐阜基地航空祭2023が開催された。4年ぶりの開催で岐阜基地発表によれば13万8千人の来場者があったという。
ブルーインパルスも5年ぶりに参加した。6番機の加藤拓也1空尉(航空学生65期)は岐阜県加茂郡川辺町出身で地元凱旋飛行となった。
曇天ながら、冬の風物詩「クリスマス・ツリー・ローパス(正式名はツリー・ダーティー・ローパス)」を含む第3区分の曲技飛行を展示した。
岐阜基地に所在する岐阜飛行場は歴史のある飛行場で、日本で現有する飛行場としては最古の飛行場となる。先人達の知恵で選ばれた場所だからか、東西に伸びる滑走路RWY10...
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サードの飛行場訓練(飛行班長のラストフライト) ~ブルーインパルスファンネットの松島基地訪問記(3/3)~
午後からのサードもセカンドに続き飛行場訓練だった。全員OR(Operation Readiness)の6機OR訓練だ。TR(Training Readiness)訓練と違い、展示飛行と同じ低い高度で飛行場訓練が行われる。南東からの海風が湿った空気を運んできて、コンクリートのエプロンの上に出ると、熱気でレンズが真っ白に曇った。慌ててシャツでそれをぬぐった。
飛行班長、平川通3空佐のブルーインパルスでのラストフライトだ。通常のOR訓練というが、ファンとしてはそんな簡単に割り切れるものではない。だが、してあげられることも何もない。ただ見守るしかない。
他のメンバーはどう考えているのか。普通なら...
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エア・フェスタ浜松2023のブルーインパルス 〜5番機・藤井正和3空佐が第1区分でアクロデビュー〜
令和5年(2023年)10月29日(日)、航空自衛隊浜松基地においてエア・フェスタ浜松2023(浜松基地航空祭)が開催された。
航空自衛隊発祥の地であり、初代F-86Fブルーインパルスの発祥の地でもある。現在も第1航空団や航空教育集団司令部が配置される。ブルーインパルスにとっても総本山と言える浜松基地で、昨年に続き快晴の空の下、ブルーインパルスは第1区分の曲技飛行を展示した。
前回芦屋基地航空祭でラスト展示を迎えた5番機江口健3空佐の後任となる藤井正和3空佐が曲技飛行で展示デビューを果たした。後席には江口3空佐が同乗し藤井3空佐のデビューを見届けた。5番機の交代は1番機の交代に並ぶ飛行隊...
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飛行班長・平川通3等空佐インタビュー ~ブルーインパルスファンネットの松島基地訪問記(2/3)~
令和5年(2023年)7月6日、航空自衛隊第4航空団第11飛行隊(通称、ブルーインパルス)の飛行班長、平川通3空佐がラストフライトを迎えた。東京五輪聖火到着式を間近に控えた令和2年(2020年)3月1日に着隊し、松島基地で聖火を出迎えたその後は、日本のみならず世界がコロナ禍により多くのものを失った。東京五輪は延期となり、旅行業や飲食業をはじめ、世の中が壊滅的な打撃を受けたその間、ブルーインパルスもまた展示飛行のない明日の見えない日々を過ごしてきた。今年3月31日には東日本大震災による移動訓練から帰還し10年を迎えた。この間、やっと普通に航空祭シーズンを迎えようとしている今日まで、ブルーイ...
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ブルーインパルスの飛行訓練と日常 ~ブルーインパルスファンネットの松島基地訪問記(1/3)~
今年、令和5年(2023年)3月31日、ブルーインパルスは東日本大震災による芦屋基地での移動訓練から帰還し10周年を迎えた。決して安寧ではなかったこの10年を越えて、ブルーインパルスはその日常を取り戻したのか。松島基地を訪問して、その日常を取材した。
ファースト、セカンド、サードの3本の飛行訓練を取材
この日、令和5年(2023年)7月6日は、ファースト(午前8時頃離陸)で4番機TR*の佐藤裕介1空尉の洋上訓練、セカンド(午前10時30分頃離陸)で5番機TRの藤井正和3空佐の飛行場上空訓練、サード(午後1時30分頃離陸)の全員OR**での飛行場上空訓練が実施された。サードは1番機ORの平...
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5番機リードソロ・江口健3空佐が有終の美 ~芦屋基地航空祭を第1区分で飛んだブルーインパルス~
令和5年(2023年)10月15日(日)、福岡県遠賀郡にある空自芦屋基地で芦屋基地航空祭が開催された。ブルーインパルスも参加し、展示飛行の最後を務めた。
ブルーインパルスにとっては第2の故郷ともいえる芦屋基地。平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災当日に、九州新幹線開通記念行事のために芦屋基地に展開していたブルーインパルスは、松島基地に帰ることがかなわず、その後2年間を芦屋基地で過ごした。今年令和5年は芦屋基地から松島基地に帰還し10周年となり、機体にその印をつけてツアーをしている。
昨年の芦屋基地航空祭では、コロナ禍後初の第1区分を披露した。6機のパイロット全員が福岡県出身者...
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燃ゆる感動かごしま国体総合開会式のブルーインパルス ~51年ぶりの鹿児島開催、天覧飛行で特別国体を祝賀~
令和5年(2023年)10月7日(土)、鹿児島県鹿児島市白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)で開催された「燃ゆる感動かごしま国体」総合開会式で、天皇皇后両陛下御臨席のもと、国体開会を祝賀する展示飛行を実施した。
この国民体育大会は、令和2年(2020年)の第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が、コロナ禍の影響で再スケジュールされ、今年令和5年に“特別”国民体育大会として、10月17日(火)まで開催されるものである。
鹿児島での国体は、昭和47年(1972年)の第27回国民体育大会「太陽国体」以来、51年ぶりという。
ブルーインパルスの国体での展示飛行は、令和4年(2022...
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福島空港「空の日」フェスティバル ~レッドブル・エアレース世界チャンピオン・室屋義秀氏と共演のブルーインパルス、翌週には鈴鹿サーキットのF1で展示飛行~
ブルーインパルスが福島の空で飛んだ。福島空港で開催された「空の日」フェスティバルで「ブルーインパルス&室屋義秀エアショー」が実現。令和5年(2023年)9月14日(木)には予備機が単機展開。同機には松島基地でブルーインパルスに体験搭乗したレッドブル・エアレース世界チャンピオンの室屋義秀氏が同乗し、福島県の浜通りを経由しての飛来となった。操縦は総括班長の林幸一郎3空佐が担当した。
15日(金)の予行と16日(土)の本番では、ブルーインパルス本隊が松島基地よりリモートで展示飛行を実施した。松島基地よりの飛来時には福島県の浜通り方面をパレード飛行し、16日(土)には福島空港での展示飛行の最中に...
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令和5年度三沢基地航空祭 ~台風13号が消えるも雲の残った展示飛行~
令和5年9月10日(日)、三沢基地において三沢基地航空祭が開催された。航空自衛隊の主催で米軍三沢基地と三沢市防衛協会が共催し、三沢市/三沢市商工会/三沢市観光協会/空自三沢基地OB会が後援する町を挙げてのビッグイベントだ。台風13号の影響が心配されたが、一部の展示飛行が中止となり、ブルーインパルスも時間変更となったものの、無事に開催された。
時間変更して実施されたブルーインパルスの展示飛行
ブルーインパルスの展示飛行は当初10:00開始で予定され、12:45開始に変更された。当日の三沢基地は朝から低い雲に覆われ霧雨も降っていた。天候回復を待つための変更と思われた。
当日の飛行場実況気象通...
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東松島夏まつり2023のブルーインパルス ~青の街と松島基地帰還10周年の夏~
翌日に松島基地航空祭を控えた令和5年(2023年)8月26日(土)、宮城県東松島市のJR矢本駅前で東松島夏まつりが開催され、ブルーインパルスが展示飛行を実施した。
松島基地のある矢本の地名の由来
ブルーインパルスといえば東松島市の矢本、矢本といえばブルーインパルス。松島基地にブルーインパルスを見に行くことを聖地松島詣でと言った。聖地松島の玄関口が矢本駅だ。
矢本の地名は、源義経が岩手の平泉で自刃する際に、愛鷹八本を解き放ち、矢本の滝山公園辺りに飛来したことに由来する。鷹は本(もと)とカウントするという。八本が矢本になったのだ。
明治の時代には鷹来村という名前だった。いまでも矢本IC北側の...
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