防衛大臣に決まった木原稔元首相補佐官が9月13日、就任前に報道陣の取材に応え、「緊張と若干の不安と身の引き締まる思いだ」と決意を語った。木原氏は初入閣。
この日、北朝鮮の弾道ミサイルが発射されたことについて、木原氏は「まだ閣僚ではないが、数時間後には私が責任者になる」と緊張の面持ちで現在の心境を語った。さらに「高い緊張感を持って、これまで浜田(靖一)大臣がやってきたことを受け継いでいく。わが国が独立国家として国土、国民、そして主権を守ることに努めていきたい」と強調した。
木原氏は熊本県出身の54歳。熊本1区選出の当選5回で、茂木派に所属。航空会社勤務を経て、平成17年の衆議院選挙で初当選。自民党の安全保障調査会幹事長のほか、首相補佐官(国家安全保障担当)、防衛大臣政務官などを歴任。