「絆~地域とともに~」
3年ぶりに一般開放 3000人超、迫力の展示に歓声

 <福岡>小郡駐(司令・満井陸将補)は3月26日、「絆~地域とともに~」をテーマに3年ぶりに駐屯地を一般開放し、「小郡駐創設69周年および第5施設団創隊61周年記念行事」を開催した。

 行事は駐屯地を一般開放し、観閲式では駐屯地音楽隊女性自衛官が国歌を独唱。司令の式辞、来賓祝辞に続いて、自衛隊の威容と迫力ある車両など65両の観閲行進で締めくくった。

画像: 隊員による国歌独唱

隊員による国歌独唱

画像: 観閲官式辞

観閲官式辞

画像: 観閲部隊集合完了

観閲部隊集合完了

画像: 観閲行進

観閲行進

 その後、5施設団の施設科部隊のほか、機甲科、野戦特科、航空科など諸職種協同で離島を想定した戦闘訓練展示を実演し、会場は装軌音・射撃音とともに、3000人を超す来場者の歓声に包まれた。

画像: FH‐70による空砲射撃

FH‐70による空砲射撃

画像: レンジャー隊員ヘリからのリペリング

レンジャー隊員ヘリからのリペリング

画像: 迫力のある走行

迫力のある走行

 その後のアトラクションでは、16式機動戦闘車を筆頭に施設科部隊の装備など併せて17両の装備品展示のほか、94式水際地雷敷設装置、高機動車などを使用した体験搭乗、小郡駐音楽隊による音楽演奏を行った。

画像: 92式地雷原処理車による投射前までの展示

92式地雷原処理車による投射前までの展示

画像: 坑道掘削装置展示

坑道掘削装置展示

画像: 体験搭乗

体験搭乗

画像: 音楽演奏

音楽演奏

 小郡駐は「今年12月、小郡駐屯地は創設70周年を迎える。創設から発展を陰で支えてくれた地域への感謝と国防の使命感を胸に刻み、これからも日々任務に邁進(まいしん)してまいります」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 小郡駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/5eb/5ebhp/index.html


<編集部より>

 コロナ禍でさまざまなイベントが中止や延期となっていました。自衛隊のイベントにも大きく影響してきましたが、ようやく地域住民ら一般への開放ができるようになりました。2面では全国の駐屯地などで毎年実施する「周年記念」を取り上げました。舞台は小郡駐屯地。3年ぶりの一般公開でした。

 目の前を走る65両の車両、戦闘訓練の展示や会場に響く射撃音…。日常の中ではなかなかお目にかかれない一つひとつの「これが自衛隊!」の姿。迫力満点の光景が自衛隊への理解、そして、「日本を護(まも)ってくれる」という信頼へとつながる上で大きなイベントなので、可能な限り、紙面で紹介するように心掛けています。

 もちろん、こうした周年記念行事は見る側(住民)だけでなく、見せる側(自衛隊)の意識向上にもつながります。節目のタイミングは新たな意欲をかき立ててもくれ、さらなる飛躍につながると思うからです。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報4月27日付PDF


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