海自艦艇開発隊所属・髙橋1尉
「あきらめないで続ける。毎日少しずつでも前に進む」

 海自艦艇開発隊所属の髙橋1海尉は、昨年10月の「第95回体操競技横須賀市民大会・一般の部」で個人総合第2位に輝いた。 

 海自唯一の現役体操選手である髙橋1尉は、高校入学時に器械体操を始めた。第16期一般曹候補士として入隊(平成24年幹部任官)。その後も、防衛大学校体操競技部の部外指導者として学生に体操を教えている。現在も全日本シニア・マスターズ選手権をはじめとする各種競技会に参加するなど精力的に活動している。

 体操競技は、ゆか、あん馬、つり輪など6種目の合計点を競う。競技の特性上、高度な空中感覚と独特の筋肉の使い方や高い柔軟性を必要とし、身体への負担も極めて大きいため年齢を重ねてもなお全種目を演技し、入賞できる選手はまれだ。

 髙橋1尉は、「多くの仲間に支えられ、40歳になった今も選手として活動しています。運動が得意ではない私が唯一できたことは、『あきらめないで続けること』でした。25年間続けて、昨年ようやく入賞することができました。日々、緊張が続く勤務の中で自身の目標に対して時間を作ることは簡単なことではないかもしれません」と語った。

 その上で「毎日少しずつでも前に進んでいけたらいつか必ず目標は達成できると考えます。だからこそ、『Never Give Up』と次回大会での優勝に向けて強い意志を示しています」と意気込んだ。

<編集部より>

 「自衛隊=スポーツ」といえば、オリンピックなどでの活躍が有名な自衛隊体育学校がありますが、まだまだいます。海上自衛隊艦艇開発隊に所属する「海自唯一の現役体操選手」・高橋1海尉です。キャリア25年、40歳。市民大会の個人総合で2位の記録保持者は今もシニア・マスターズ大会などに出場。「毎日、少しずつ前に進めば必ず目標は達成できると考えます。あきらめないこと」と気合十分。一つの種目ではなく個人総合というオールラウンダーであることがスゴいことだと伝えています。

 何よりも、高橋1尉の言葉は誰にも、どこでも通じるもの。自衛隊内はもちろん、広く多くの方に読んでもらいたいと思い、少し目立つ扱いにしました。

 ほかにも、本日は海自のスポーツものでまとめてみました。佐世保教育隊の海曹予定者課程の学生たちによるバレーボールや持久走、水泳の各競技で奮闘する姿を写真を多く使って掲載しています。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報4月14日付PDF


This article is a sponsored article by
''.