【職業講話】
採用試験、仕事‥活発に質疑
高工校の手当に驚きも|熊本地本宇城所

 【2023年2月17日(金)1面】 熊本地本宇城募集案内所(所長・藤木2陸尉)は1月26日、同所が管轄する宇城市立三角中学校の2年生47人を対象とした職業講話を実施した。講話は、学校側からの「職業に対する知識や理解を深め、今後の進路選択に役立てたい」との要望を受け、自衛隊への関心を促進して、理解を深めるとともに、地域貢献の一助となるよう支援した。

 ここ数年はリモートでの開催となっていたが、久々に生徒との対面での講話となり、会場の同校体育館には、講話を楽しみにした生徒が多数訪れた。

 講話は、自衛隊の任務説明から始まり、役割や職種、普段の仕事の内容、自衛官の魅力について宇城所広報官の松永1陸曹が説明を行った後、質疑応答へと移った。

 多数の生徒が手を挙げる中、「中学校を卒業してすぐに自衛官になれますか」という質問があり、「男子生徒に限られますが、陸自高等工科学校といって、陸自の高校のようなところがあります。ちなみに生徒手当というお金をもらいながら、勉強ができますよ」と答えると、驚いている生徒が多く見られた。

 また、女子生徒からは、「男性も女性も同じ仕事をしますか」「自衛官採用試験を受ける際、男性と女性では試験問題は違いますか」など多くの質問が飛び交い、大盛況のうちに終了した。

後日、「感謝されるすてきな仕事」の手紙も

 後日、学校側から届いたお礼の手紙には、「『ありがとう』と人から感謝されるすてきな仕事だと思いました」、女子生徒からは「自衛隊員の約10人に1人が女性であることに驚きました」、また、「音楽隊の演奏を聴いてみたいです」「自衛隊のご飯を食べてみたい」などさまざまな声があり、自衛隊に関心を持ってくれた様子が読み取れた。

 熊本地本は「これからも学校・地域などと連携し、自衛隊に対する理解促進のため積極的な広報活動を、部員一同努めていく所存だ」としている。

学校側から寄せられたお礼の手紙


◆関連リンク
自衛隊熊本地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kumamoto/


【職場体験】
「真剣さがカッコいい」
高校生が人命救助を学ぶ|和歌山地本新宮所

画像: 災害派遣で使用する各種人命救助セットを体験する生徒

災害派遣で使用する各種人命救助セットを体験する生徒

 【2023年2月17日(金)1面】 和歌山地本(本部長・栫1陸佐)新宮地域事務所(所長・住野1陸尉)は2月2、3の両日、空自串本分屯基地の支援を得て、和歌山県立串本古座高校の生徒3人の職場体験を支援した。

 体験初日は、「紀伊大水害豪雨」のDVDを活用。紀南出身の新宮所長による当時の体験談や日頃からの防災に対する備えの大切さについて話した後、災害派遣で使用する人命救助セットを使用して各種体験を実施した。

 体を動かしてお腹を空かせた後は、楽しみにしていた喫食体験。生徒たちは、初めて食べる自衛隊の食事に味、量ともに満足していた。午後からは、約20キロの重量のある背のうを背負って約2キロの行軍体験を行った。

 2日目に実施した串本分屯基地司令による講話では、空自の概要、串本分屯基地の役割、これまでの部隊勤務を踏まえての体験談などの話があった。また、基本教練なども体験し、2日間の職場体験を終了した。

 当初、生徒たちは普段接することのない自衛官に対し緊張した様子だったが、体験を通じて次第に打ち解け、楽しく積極的に職場体験に取り組んでいた。

 参加した生徒たちからは、「仕事に対する真剣さがとにかくカッコいい」「厳しい規律の中で訓練などに励んでいるのが本当にすごい」などの感想が聞かれた。

 新宮所は「今後も職場体験などを通じて自衛隊にさまざまな仕事があることを知ってもらい、募集基盤の拡充に努めていく」としている。

画像: 基本教練では、繰り返し敬礼の動作について練習した

基本教練では、繰り返し敬礼の動作について練習した

画像: 自衛隊の概要について説明し、理解を深めてもらった

自衛隊の概要について説明し、理解を深めてもらった


◆関連リンク
自衛隊和歌山地方協力本部
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