海空自見学ツアー・教育隊を自分の目で確かめて|熊本地本

 【2023年1月30日(月)1面】 熊本地本(本部長・橋本1陸佐)が1月14、15の両日、海上、航空両自衛隊の入隊予定者や保護者らに対する教育隊見学ツアーを相次いで行った。令和5年が始まり、人生の新たなスタートを前に緊張気味の入隊予定者たちは、先輩たちからのアドバイスを受けたり、施設を目に焼き付けるなどし、これからの生活への不安解消に努めていた。

●海上自衛隊佐世保教育隊(1月14日)

 県内の海自入隊予定者とその保護者12人に対して、入隊意欲の向上、不安感の払拭(ふっしょく)を図るため、海自佐世保教育隊見学ツアーを実施した。見学ツアーは佐世保教育隊の支援を得て、佐世保教育隊概要説明、施設見学、体験喫食、艦艇見学の内容で実施した。

 佐世保教育隊の概要説明では、入隊後の教育訓練内容、年間スケジュール、隊内生活などについて話を聞き、特に、訓練についていけるかどうか心配していた参加者も、隊員からの「泳げない隊員も泳げるように丁寧に指導します」の説明に一安心している様子だった。

 続いて行われた施設見学では、生活隊舎、プール、体育館、防火訓練場を見学した。隊員に居室に持ち込める私物、1部屋で生活する人数など、熱心に質問して、メモを取り、入隊後のイメージを膨らませていた。

 体験喫食のころには緊張も解け、昼食の親子丼をおいしそうに食べ、笑顔で「おいしかった」と喜ぶ様子が印象的だった。

 最後に艦艇見学では、護衛艦「はるさめ」の艦橋、装備品、生活場所を見学。士官室で同世代の隊員との懇談を実施した。

 参加者は入隊までにやっておくこと、出港する期間、艦内での過ごし方などを積極的に質問。隊員も経験談を交えながら分かりやすく説明し、不安感の解消を図るなど、ツアーは入隊に向けてのイメージアップにつながったようだった。

画像: 佐世保教育隊の概要説明を受けた

佐世保教育隊の概要説明を受けた

画像: 同世代の隊員との懇談で不安を払拭

同世代の隊員との懇談で不安を払拭

画像: 防火訓練場で説明に聞き入った

防火訓練場で説明に聞き入った

画像: 施設内を見学、入隊後のイメージを膨らませた

施設内を見学、入隊後のイメージを膨らませた

画像: 体験喫食で自衛隊を一足早く体験

体験喫食で自衛隊を一足早く体験

●航空自衛隊航空教育隊(1月15日)

 県内の空自入隊予定者とその保護者19人に対して、空自航空教育隊見学ツアーを実施した。見学ツアーは、航空教育隊概要説明、体験喫食、施設見学、教官らとの懇談を実施。参加者に対して、入隊へのイメージを膨らませるような内容で構成した。

 航空教育隊の概要説明では、空自の編成・任務、教育訓練内容、年間スケジュール、隊内生活などについての説明を受けた。参加者は、空自の実任務である領空侵犯措置、弾道ミサイル破壊措置についての説明に特に関心を寄せていた。

 続いて体験喫食の後、生活隊舎、浴場、厚生センターなどの施設見学を行った。参加者は、隊員に居室に持ち込める私物など実際生活する上での内容について質問し、熱心にメモを取っていた。

 最後に、教官らとの懇談では、男性と女性グループに分かれ、入隊生活のアルバム紹介や経験談、女性グループでは、女性隊員ならではの生活環境について説明があり、参加者も入隊にあたり、疑問に思うことや休日の過ごし方などを積極的に質問し、入隊後の生活をイメージすることができたようだった。

 熊本地本
 「本部長要望事項である『挑戦、連携』の下、引き続き、入隊予定者に対するフォローを確実に実施し、1人でも多くの入隊者を確保し、自衛隊の人的基盤を支えていく所存である」

画像: 概要説明で入隊後の流れを理解してもらった

概要説明で入隊後の流れを理解してもらった

画像: 教官付との懇談では質問も飛び交った

教官付との懇談では質問も飛び交った

画像: 教官との懇談で不安を解消

教官との懇談で不安を解消

画像: 生活部屋を見学、安心感を醸成した

生活部屋を見学、安心感を醸成した

画像: 体験喫食で自衛隊メニューを堪能

体験喫食で自衛隊メニューを堪能

画像: 展示機の前で記念撮影、思い出の1日となった

展示機の前で記念撮影、思い出の1日となった


◆関連リンク
自衛隊熊本地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kumamoto/


フォローイベントで陸自入隊予定者の元気な着隊を応援|青森地本

画像: 施設部隊の車両を見学して陸自を理解

施設部隊の車両を見学して陸自を理解

 【2023年1月30日(月)1面】 青森地本(本部長・川島1空佐)は12月15日、八戸駐(司令・遠藤1陸佐)の支援を得て、陸自入隊予定者に対するフォローイベントを実施した。イベントは、入隊予定者が入隊するまでの間、少しでも疑問や不安を解消できるように行うのが目的で、青森県内の入隊予定者男女計15人が参加した。

 受け付け後は、居住施設の見学を実施。その後、駐屯地食堂で体験喫食が行われ、入隊した隊員が普段食べている食事を堪能(たんのう)した。

 午後からは、9後方支援連隊、9施設大隊、9飛行隊、管制気象隊、384会計隊を回り、参加者は、真剣なまなざしで見学していた。

 最後に先輩隊員との懇談が行われ、新隊員時の訓練内容や隊内での生活環境などに関する説明や質疑応答が行われ、「居住区での生活は何人で生活するのですか」「入隊後のために今しておくべきことはありますか」などの質問に対し、先輩隊員が分かりやすく説明した。

 参加者からは、「いろいろな職種があり、入隊するにあたり参考になりました」「教育隊での内容や生活環境が聞けて良かったです」などの感想が聞かれた。

 青森地本は「今後も入隊予定者が不安なく元気に着隊できるよう、親身に対応していく」としている。

画像: 装備品について隊員に直接質問

装備品について隊員に直接質問

画像: 先輩隊員との懇談で不安を解消

先輩隊員との懇談で不安を解消

画像: 陸自の概要説明を受ける入隊予定者

陸自の概要説明を受ける入隊予定者

画像: 入隊後の生活をイメージするため、居住施設を見学

入隊後の生活をイメージするため、居住施設を見学

画像: ヘリコプター見学で装備品の性能について理解を深めた

ヘリコプター見学で装備品の性能について理解を深めた


◆関連リンク
自衛隊青森地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/aomori/


画像: 夢と希望にあふれても‥ 入隊予定者の尽きぬ不安を解消

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