【2023年1月24日(火)1面】 沖縄地本(本部長・久保陸将補)は1月8日、福岡県久留米市に所在する久留米駐の部隊研修を実施した。参加者は、陸自女性入隊予定者4人。 

 陸自女性入隊志願者の沖縄県外における女性自衛官教育隊を見学してもらうことで、職種に携わる隊員の姿、入隊後の職種選定、不安の除去など、陸自の魅力を十分に知ってもらい、安心して入隊してもらうのが目的。

福利厚生や施設が充実、入隊後のイメージつかむ

 研修は沖縄を飛び出し、久留米駐に到着後、同駐広報班長の松岡1陸尉の概要説明からスタート。職種から自衛隊の仕事内容と自分の経験談を交えながらの説明に、参加者もリラックスしたムードで耳を傾けていた。

 説明終了後、女性自衛官に案内され、教育隊の施設などを見学。特に、参加者が興味をもったのは、一昨年度に改築したばかりの真新しく広めの浴場。沖縄は亜熱帯気候ということもあり、入浴は日常的にシャワーが使用され、浴槽につかることが少ない。そのため、大きな浴場に驚いている様子だった。

 参加者からは、「思ったより、自衛隊の施設や福利厚生が充実しているのに驚きました。集団生活には不安は残りますが、事前に施設を見学できたので、気持ちに余裕ができました」と安心している様子だった。

 一番の楽しみの体験喫食では、ソーシャルディスタンスのため、皆で話しながら食事をすることができなかったが、この日のメニューは、「甘辛唐揚げ」。若者向けの味やボリュームに、参加者は満足している様子だった。

 女性自衛官との懇談では、教育隊入隊後の様子、アドバイス、職種の説明や自分の置かれている現状などの説明を受けた。年が近い隊員との懇談は和やかに進み、参加者からは入隊後の訓練の体力面、配属後のプライベートなどの質問が相次ぎ、先輩女性自衛官たちは真剣に自分の経験談を交えて答えていた。

「チャレンジできることを教わった」

 参加者からは、「陸自はいろいろな仕事が体験でき、自分自身がチャレンジできることを教えてもらった。研修前は、少し不安が高まって進路の修正も考えていたが、自衛隊の皆さんが親身に相談に乗ってくれたので、自衛隊で頑張ってみようと思います」と入隊後のイメージができている様子だった。

 今回の見学は、自衛官を目指す参加者への参考になったと感じた。

 沖縄地本は「今後も一人でも多くの募集対象者が自衛官に志願したくなるようなイベント、自衛官を希望する学生ら間のコミュニケーションを促進し、不安や悩みを解消できるような幅広い募集広報に取り組んでいく」としている。

画像1: 「チャレンジできることを教わった」
画像2: 「チャレンジできることを教わった」
画像3: 「チャレンジできることを教わった」

◆関連リンク
自衛隊沖縄地方協力本部
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