外務省によると、米国ワシントンD.C.を訪問中の岸田文雄首相は1月13日午前11時30分(日本時間同14日午前1時30分)から計約2時間、バイデン米大統領と会談を行った。

 首相は日米両国が最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している中、昨年12月に発表した新たな国家安全保障戦略などに基づき、「反撃能力」の保有を含む防衛力の抜本的強化と防衛予算の相当な増額を行っていくことを述べ、大統領から、改めて全面的な支持を得た。

具体的協議、さらに深化へ

 会談で両首脳は、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくとの決意を新たにし、11日に開催された日米安全保障協議委員会(2プラス2)でのやり取りも踏まえ、安全保障分野での日米協力に関する具体的協議をさらに深化させるよう指示した。

 また、中国をめぐる諸課題への対応にあたり、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致したほか、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促した。

 さらに、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力強化や安保理での対応において、引き続き日米、日米韓で緊密に連携していくことで一致した。


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