表情や言葉に、高まる隊員の意識

 「講話」で自衛隊を理解してもらう。それまで持っていたイメージが少し変わり、知らなかったことが見つかる。「新たな発見」をした子供たち。その表情や言葉に、自衛隊員たちの意識もさらに高まる。講話を通して各地で展開された様子をまとめた。

6月の平和学習で学校から手紙と感想文
「自衛隊はヒーロー」|福岡地本

画像: 生徒から寄せられた感想文(一部)

生徒から寄せられた感想文(一部)

 【2022年12月16日(金)1面】 福岡地本(本部長・平松1陸佐)は、福岡市立金武中学校2年生の生徒190人と担当教諭から、今年6月15日に「平和に関する学習」の一環として支援した「関門海峡の機雷処理等に関する講話」のお礼の手紙と生徒からの感想文を受け取った。

 生徒たちの感想文には、「『機雷』という言葉を初めて聞いた」「命がけで機雷を排除して、国の平和と独立を守っている海上自衛隊はすごく格好良くて尊敬した」「自衛隊は日本のために頑張ってくれるヒーロー」「戦争が起こらないように、小さな物事も真剣に考えたい」「平和に感謝し、今、自分ができることは何かを考えたい」などと記載されていた。

 授業を通して「平和」に対する意識、自衛隊のイメージの向上を後押しすることができた。

 また、平和学習担当教諭からは、「将来の職業に自衛官を希望し、国を守りたいと思う生徒が一人でも現れてくれることを願っている。『平和学習』で自衛隊の幹部の方にご講演いただき、生徒だけではなく教諭たちにも刺激になった」などの趣旨で感謝のお礼の手紙を寄せてくれた。

 福岡地本は「今後も子供たちにも自衛隊を積極的に紹介し、自衛官を将来の選択肢として考えてもらえるように発信していく」としている。


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自衛隊福岡地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/fukuoka/


「はじめての防衛白書」活用|鹿児島地本
東日本大震災の活動も紹介

画像: 地本募集課長の竹下2陸佐が講師を務めた

地本募集課長の竹下2陸佐が講師を務めた

 【2022年12月16日(金)1面】 鹿児島地本知覧分駐所(所長・永山陸曹長)は11月14日、枕崎市立枕崎中学校で生徒41人に対し、職業講話を実施した。

 同中の「枕崎未来塾」(進路講演会)で、さまざまな業種の講師11人がそれぞれの仕事内容などについて講話を実施するもので、知覧分駐所は、地本募集課長の竹下2陸佐を講師として「『知っとこ!自衛隊 in 枕崎中』~自衛官という仕事を通じて~」をテーマに、自衛隊の活動などを「はじめての防衛白書」から引用し、詳細に説明を行った。

 また、東日本大震災での自衛隊の活動映像を用いて説明するとともに、被災地における体験談などを生徒に分かりやすく紹介した。

 講話終了後、生徒たちからは「自衛隊は、外国からミサイル攻撃を受けた場合、本当に撃ち落とすことはできるのか」「夢がまだ決まらないのが悩みで、将来何がやりたいのか分からない」などの質問を受け、講師が質問に答えると生徒たちは真剣なまなざしで聞き入っていた。

 知覧分駐所は「今回の職業講話はさまざまな職業の一つとして自衛隊を認知してもらえる良い機会となった。引き続き、学校などをはじめとする地域の皆様方から信頼され、学校教育に貢献できる存在となり、生徒の進路選択の指標となれるように努めていく」としている。


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