画像: 自衛隊から学ぶ「大切なこと」~中学生が体験学習

基本教練やラックサック‥「もっと厳しくても大丈夫」|京都地本

 【2022年11月16日(水)1面】 京都地本京都地区隊京都募集案内所(所長・萱野陸曹長)は10月25日から28日の4日間、空自奈良基地、同経ケ岬分屯基地、大久保駐の支援を受け、京都市立向島秀蓮小中学校8年生7人に対し、チャレンジ体験を実施した。チャレンジ体験は「体験を通じ、自らの在り方、生き方を考えるなど『生きる力』を育む」が目的で、同校の自衛隊への参加は今回が初めて。

 チャレンジ体験では、4日間で各自衛隊の概要、各基地・駐屯地の特性などを説明、基地見学や訓練体験などを実施した。

 終了後、参加者に印象に残ったことを聞くと、1日目の奈良基地見学は、「VIPが搭乗するヘリの離発着を見学できたこと」と興奮気味に話していた。2日目の経ケ岬分屯基地は、「レーダーサイトの見学で、普段、一般隊員でもなかなか立ち入ることのできない場所に入ることができてワクワクした」と話していた。

 3日目、4日目は、大久保駐で「基本教練やロープワーク・ラックサック・土嚢(のう)積みなどを体験でき、良い経験になった」「今後も訓練や体験に参加したい。もっと厳しくても大丈夫」といった初めて経験する訓練に戸惑いながらも、積極的に取り組み、頼もしい意見を聞くことができた。

 10月から京都地本に臨時勤務中の空自35警戒隊(経ケ岬)の神田3空曹は、参加者からの「なぜ、自衛隊を職業に選んだのですか」「どのような仕事内容ですか」などのさまざまな質問に対して熱心に受け答えし、自衛隊を理解してもらう一助となった。

 京都所は「チャレンジ体験を通じ、生徒の皆さんに自衛隊の魅力を伝えることができた。今後も広報に力を入れ、一人でも多くの自衛隊の理解者を増やしていきたい」としている。

画像: ラックサックマーチを体験

ラックサックマーチを体験

画像: 土嚢(のう)積みにも挑戦した

土嚢(のう)積みにも挑戦した

画像: 奈良基地を見学、皆満足げな表情を見せた

奈良基地を見学、皆満足げな表情を見せた


◆関連リンク
自衛隊 京都地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kyoto/

「命を守る」防災講話 応急担架作り・ロープワークも|鹿児島地本

 鹿児島地本(本部長・稲崎1海佐)は10月18日、鹿児島県南九州市立頴娃(えい)中学校で1年生43人、教諭5人計48人に対し、防災講話と体験授業を実施した。

 防災講話は、「大切な人の命を守るために」と題し、最初に東日本大震災の動画を視聴してもらった後、災害派遣の体験談を基にした講話を実施し、生徒たちは真剣な表情で受講していた。

 防災体験授業では、応急担架作り、ロープワークを2つのグループに分けて実施。応急担架作りでは、2本の竹竿と毛布1枚を使って担架を作るにはどうすればできるかを、生徒間で意見を出し合いながら体験してもらい、一例を自衛隊が紹介した=写真。

 体験中、生徒たち自身で考える時間を設けることでいろいろな意見が出て、自衛隊が紹介した作り方以外にも活用できそうな担架の作り方を知ることができた。

 ロープワークでは、日常でも役に立つ結び方を紹介し、体験してもらった。生徒たちは、悪戦苦闘しながらも限られた時間でいくつかの結び方を身に付けることができた。

 今回の体験を通して生徒たちからは、「初めて体験することばかりで、もし被災した時でも今回の経験を生かすことができる」と心強い言葉を聞くことができた。

 後日、校長から「生徒、教諭ともに大変楽しく充実した時間で、今後も計画的に取り組んでいきたい」というお礼の便りが寄せられた。

 鹿児島地本は「引き続き防災授業を通じ、生徒が自分でできる救命活動、日頃の備えの重要性について伝えるとともに、地域に根ざしている自衛隊をしっかりアピールし、自衛隊の信頼獲得、防衛基盤の拡充に資する教育支援を継続していく」としている。

画像: 応急担架を使って負傷者を搬送

応急担架を使って負傷者を搬送

画像: 結索法を体験、笑顔もこぼれた

結索法を体験、笑顔もこぼれた

画像: 隊員の話に真剣に聞き入る生徒たち

隊員の話に真剣に聞き入る生徒たち


◆関連リンク
自衛隊 鹿児島地方協力本部
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