画像: 未来を担う高校生たちへ-自衛隊の理解促進へ各地で奮闘!

 【2022年11月15日(火)1面】

「フィールドスタディー」実施|佐賀地本

 佐賀地本(本部長・松島防衛事務官)は10月25日、佐賀学園高校1年生14人に対し、「フィールドスタディー」を実施した。フィールドスタディーは、マイナビが企画する高校生向けの探求学習プログラム。企業のつながりやイノベーションの事例をヒントに、地域や社会の問題解決などについて企業訪問を通じて学ぶ内容。地本は、高校生との接点創出などを狙いとしてマイナビに登録し、希望した高校生が参加した。

 当日は、自衛隊の全般説明を広報室長、陸海空の広報官で実施。陸海空自について、それぞれの経験談などを踏まえた自衛隊の多様性について魅力を伝えることができた。

 その後、広報グッズの考案・発表、SNS記事の考案・発表をグループワークで実施した。

 参加者は当初、戸惑っていた様子だったが、広報官のアドバイスにより活発に意見を出し合い、広報グッズでは若い世代が日常的に使いやすいといった理由から「カラビナ、AirPodsケース、モバイルバッテリーなどを迷彩柄にして学校で配布する」など高校生らしい提案があった。

 また、休憩時間などに迷彩服試着やパジェロ展示を行い、参加者は興味深そうに試着や試乗などを行った。

 参加者からは、「自衛隊の職種やグッズ、イベントなどについて学べて、とても勉強になった」「陸海空自の役割や仕事について理解が深まったので良かった」などの感想を聞くことができた。

 佐賀地本は「今後も学生参加型の企画などを積極的に活用し、自衛隊の理解促進に努めていく」としている。 

画像: グループワークに真剣に臨む生徒たち

グループワークに真剣に臨む生徒たち


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自衛隊 佐賀地方協力本部
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「自衛隊も進路選択に」インターンシップを支援|熊本地本

 熊本地本宇城募集案内所(所長・藤木2陸尉)は10月19日から21日の3日間、同所が所管する熊本県立御船高校のインターンシップを支援した。今年度初の実施で、自衛官の仕事に興味を持つ2年生8人が参加した。

 学校側から、「職業現場における実際的な知識や技術・技能に触れることで、学校での学習と職業の関係について理解を促進して学習意欲を喚起し、職業適性や将来設計について考える機会としたい。また、生徒の進路目標に沿った実習先で経験を積むことで、進路選択のミスマッチを防ぎたい」との要望を受け、支援を心掛けた。

 インターンシップは、健軍駐、高遊原分屯地、北熊本駐をメインとして行われ、新型コロナウイルス感染防止対策を入念に実施した。

 職場体験は、1日目に「健軍駐内の見学」「自衛隊の概要と健軍駐の歴史の説明」「基本教練」「AEDを活用した救急法」を実施。2日目の高遊原分屯地では、「CH47Jの体験搭乗」「高所作業車の試乗」「5000立級救難消防車の見学」「板金によるプレート作成(オリジナル認識票作り)」を行い、3日目の北熊本駐では、「8師団音楽隊の練習風景を見学」「北熊本駐内の見学」を実施し、さまざまな体験を通じて自衛隊を肌で感じてもらった。

 最初は緊張していた生徒たちも、次第に表情が柔らかくなり、隊員や学校担当広報官の原田陸曹長に装備品の質問をしている姿が見受けられ、自衛隊に対して興味・関心を持ち、より自衛隊を身近に感じてくれたことを実感した。

 生徒からは「普段できない貴重な体験ができた」「オリジナルの認識票が作成できて記念になった」「自衛隊の中でも、たくさんの仕事があって見聞の広がる経験になった」「自衛隊も進路選択にします」などの声が聞かれた。

 熊本地本は「これからも学校・地域などと連携し、自衛隊に対する理解促進のため、積極的な広報活動を部員一同努める」としている。

画像: ヘリからの景色を眺める生徒

ヘリからの景色を眺める生徒

画像: 陸自部隊の救難消防車を見学

陸自部隊の救難消防車を見学


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自衛隊 熊本地方協力本部
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進路ガイダンス 高1・2年生18人にPR|沖縄地本

 沖縄地本(本部長・坂田陸将補)は10月26日、島尻地区の県立高校で実施された民間企業主催の「進路ガイダンス」に島尻分駐所(所長・長澤1陸尉)が参加した。進路ガイダンスは、九州・沖縄管内で逐次開催されている。

 今回は高校1、2年の自衛隊に興味のある生徒に対し、職業別デモ型ガイダンスとして「防衛省陸海空自の概要」について、島尻分駐所長、学校担当の宇江城1海曹、臨時勤務中の北本空士長(56警隊・WAF)の3人が参加。18人の男子生徒に対し、島尻分駐所長が防衛省陸海空自の概要を説明した。

 また、自身のPKO派遣の思い出話や災害派遣(過去5回派遣)の話もおりまぜながら、「自衛隊の任務ややりがい、教育訓練の要領、福利厚生など」についても熱く語った。

 説明後は質疑応答の時間が設けられ、いろいろな質問が寄せられたが、一つひとつに丁寧に対応。空自に対する質問に対しては、北本士長が自身が経験した空自教育隊(前期・術科学校)や空自の職種説明などを実施し、ガイダンスは終了した。

 沖縄地本は「これからも募集広報活動を通じて、地域の安全・安心の未来を担う有為な人材の自衛隊入隊者の獲得に日々邁進(まいしん)していく」としている。

画像: 防衛省や陸海空自の概要を説明

防衛省や陸海空自の概要を説明

画像: 質疑応答ではさまざまな質問が寄せられた

質疑応答ではさまざまな質問が寄せられた


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2年生対象「キャリアプロデュース」に参加|山形地本

 山形地本新庄地域事務所(所長・稲葉1陸尉)は10月27日、新庄東高校で2年生を対象とした「キャリアプロデュース」に参加した。同校での職業説明会は、5月に実施した1年生対象の職業ガイダンスに引き続き今年度2回目。今回も、自衛隊への関心が非常に高い生徒が多く参加した。

 新庄所からは、広報官の渡辺2陸曹と臨時勤務の栗田3陸曹の2人が参加。栗田3曹が勤務している神町駐における営内での様子や訓練の内容などを分かりやすく説明すると、興味深く関心を持っている様子だった。

 新庄東高校は毎年、入隊者を輩出している学校で、校長をはじめ進路担当の教諭も自衛隊に対する理解が深く、職業ガイダンスなどには必ず自衛隊を招いて各種説明会の場を設けさせてもらっている。

 説明会では、自衛隊ブースに9人の生徒が来場したことから、引き続き関係性を維持し、情報発信を継続する。

 新庄所は「一人でも多くの志願者を獲得できるよう、今後も各種説明会などで自衛隊の魅力を発信していく」としている。


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「平和学習」を支援 戦争の非情さ学ぶ|茨城地本

 茨城地本龍ケ崎地域事務所(所長・逆井1尉)は10月21日、霞ケ浦高校が実施した「平和学習」を支援した。

 平和学習は、修学旅行の事前学習の一環として、この地の歴史や第2次世界大戦終了間際の状況を学ぶことで戦争とは何かを生徒たちに考えさせ、戦争の非情や恐怖、命や平和の大切さを深く胸に刻み込んでもらいたいという目的で実施されている。

 今年は、371人の生徒が平和学習に参加し、「雄翔館、雄翔園」「予科練平和記念館」「武器学校広報地域」を見学した。

 特に山本五十六元帥像前では、山本元帥の生い立ち、石像の逸話などの説明を熱心に聞いていた生徒たちの姿が印象的だった。

 龍ケ崎所は「今後も積極的に校外学習などを支援し、引き続き高校との連携の強化に努めていく」としている。

画像: 山本五十六元帥像前で説明に聞き入る生徒たち

山本五十六元帥像前で説明に聞き入る生徒たち

画像: 生徒たちは「平和学習」を通じて命や平和の大切さを学んだ

生徒たちは「平和学習」を通じて命や平和の大切さを学んだ


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自衛隊 茨城地方協力本部
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