2中学校の職場体験学習で魅力を発信|愛知地本

 【2022年10月27日(木)1面】 愛知地本豊田地域事務所(所長・安藤3陸尉)は10月4日から6日の3日間、豊田市立高橋中学校と同市立藤岡中学校の生徒計10人に対し、職場体験学習を実施した。

 1日目は、豊田所で自衛隊の概要説明と基本教練など、2日目は、守山駐で10通信大隊、10特殊武器防護隊、130地区警務隊が職種説明を行った。その後、ロープの結索練習と除染車3型(B)、82式指揮通信車を体験試乗し、自衛隊の車両に初めて乗る参加者は大喜びだった。

 3日目は、空自小牧基地で空自の概要説明、基地所在部隊で航空機、消防車、警備犬などの見学を通して空自の職域について学んだ。

姉は陸自隊員 姉妹の再会も

 今回、職場体験に参加した高橋中の今井望結さんの姉は、2日目に実施した守山駐10通信大隊2中隊に所属する今井朋香陸士長。今回の支援要員として参加したことから、姉妹が久しぶりに再会することになった。

 望結さんは、今井士長からロープの結索を丁寧に教わり、真剣ながら楽しく学ぶ有意義な体験学習となった。また、昼食は隊員食堂で体験喫食。姉妹は揃って食事することができ、楽しいひと時を過ごした。

 望結さんは、将来は姉と同じ陸自の通信科職種に進むことを希望しており、今回参加したことで、意志はさらに強くなり、自衛官を志す夢がますます膨らんだという。

 愛知地本は「近年の少子化の進行による募集対象者の減少、民間企業の2年ぶりの新規採用、大学生の就職内定の早期化、内定率の高止まりなど、自衛官などの募集を取り巻く環境がますます厳しくなっている中、学校などとのつながりを大切にし、一つひとつのイベントを通じて、自衛隊の魅力の情報発信に努め、募集目標の達成に邁進(まいしん)する所存だ」としている。

画像: 今井士長(左)と妹の望結さんは、食堂で再会のひと時を楽しんだ

今井士長(左)と妹の望結さんは、食堂で再会のひと時を楽しんだ

画像: ロープの結索を練習した

ロープの結索を練習した


◆関連リンク
自衛隊 愛知地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/aichi/


中学2年生の「総合的な学習時間」で職業人講話|佐賀地本

 佐賀地本(本部長・松島防衛事務官)は9月12日、吉野ケ里町三田川中学校の2年生54人に対する職業人講話の時間の中で、自衛隊の概要などについて説明した。

 講話は、総合的な学習時間の一環として、吉野ケ里町内の警察・消防、民間企業20社が参加。コロナ禍で実施ができない職場体験学習の代替処置として、学校から依頼を受けて実施した。

 当日は、鳥栖地域事務所広報官の篠原1陸曹が自衛隊の任務、活動実績、訓練内容、営内生活などを自己の経験談などを踏まえて講話。災害派遣活動で感じたやりがい、自己の勤務歴、一番思い出に残った訓練などについて話し、生徒は熱心に聞き入っていた。

 また、講話後の質問では、「自衛隊に入るために必要な勉強は」「自衛隊はきついのか」などの率直な質問を受け、学校で習っている勉強を一生懸命に取り組み、健康であれば誰でも自衛官になり得ることを伝え、自衛隊のPRと興味・理解の促進について一定の成果を得ることができた。

 佐賀地本は「引き続き総合的な学習のための職場体験を積極的に支援し、将来の自衛隊入隊・入学につながる募集広報活動を実施する」としている。

画像: 隊員のことばに真剣に聞き入る生徒たち

隊員のことばに真剣に聞き入る生徒たち


◆関連リンク
自衛隊 佐賀地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/saga/



This article is a sponsored article by
''.