6日の北ミサイル発射後 協力態勢示す

 【2022年10月13日(木)2面】 統合幕僚監部は10月6日、日本海で自衛隊が米軍、韓国軍とともに共同訓練を実施したと発表した。同日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した後に、3隻が日本海で陣形を組んで航行するなどした。挑発を強める北朝鮮を念頭に、3カ国の協力態勢を示す狙いがあるとみられる。

 統幕によると、訓練には海自の護衛艦「ちょうかい」、米軍の巡洋艦「チャンセラーズビル」、韓国軍の駆逐艦「セジョン・デワン」が参加。各種戦術訓練を実施したという。

 また、統幕によると、6日、日本周辺海域で、海自の護衛艦「あしがら」のほか、米軍の艦艇数隻、韓国軍の艦艇数隻とともに、弾道ミサイルに対応する共同訓練も行ったことを明らかにした。それぞれが情報を共有しながら、ミサイルの探知や追跡、迎撃する手順を確認したという。

 統幕は「北朝鮮がわが国上空を通過させる形で弾道ミサイルを発射するなど、わが国を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増す中、地域の安全保障上の課題に対応するための3カ国協力を推進するものであり、共通の安全保障と繁栄を保護するとともに、ルールに基づく国際秩序を強化していくという日米韓3カ国のコミットメントを示すもの」としている。


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