【2022年10月5日(水)2面 統合幕僚監部は9月27日、海自が同26日午後10時ごろ、伊豆諸島の須美寿島(東京都)の南南東約50キロの海域を西進する中国海軍艦艇レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻の計3隻を確認したと発表した。

 その後、これらの艦艇は、須美寿島と鳥島(東京都)との間の海域を西進し、同27午前9時ごろには、紀伊半島の潮岬(和歌山県)の南南東約300キロの海域を西進したという。

 これらの艦艇は、8月29日から30日にかけて対馬海峡を北東進し、9月4日に宗谷海峡を東進したものと同一。

 また、9月27日午前2時ごろ、犬吠埼(千葉県)の東約160キロの海域を南進するロシア海軍艦艇ウダロイⅠ級駆逐艦、ステレグシチー級フリゲート3隻の計4隻を確認したことを発表。その後、同日午前11時ごろには、御蔵島(東京都)の東北東約80キロの海域を南西進し、その後、御蔵島と八丈島(東京都)との間の接続水域を南西進したことを確認したという。

 これらの艦艇のうち、ウダロイⅠ級駆逐艦は、9月9日に宗谷海峡を東進したものと、ステレグシチー級フリゲート3隻は、9月4日に宗谷海峡を東進したものと同一。

 防衛省・自衛隊は、共同行動の可能性もあるとみて、海自4航空群所属「P1」(厚木)、11護衛隊所属「やまぎり」(横須賀)、41掃海隊所属「ちちじま」(横須賀)により、情報収集・警戒監視を行った。


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