【2022年9月29日(木)1面】 防衛省は9月25日、北朝鮮が同日午前6時52分ごろ、北朝鮮内陸部から、1発の弾道ミサイルを、東方向に向けて発射したと発表した。

 26日に会見した浜田靖一防衛大臣によると、ミサイルは最高高度約50キロ程度。距離は変則的な軌道で、約650キロ程度飛翔(しょう)。落下したのは、北朝鮮東側の沿岸付近で、日本の排他的経済水域(EEZ)外と推定されるという。

 また、この弾道ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性があるとし、防衛省で分析している。

 浜田大臣は25日、防衛省内で臨時会見を行い、今年に入ってから北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルも含めて19回に上ることを明らかにした。

 その上で、浜田大臣は「かつてない高い頻度で、かつ新たな態様での発射を繰り返している。北朝鮮による核・ミサイル関連技術の著しい発展は、わが国、地域の安全保障にとって看過できないだけではなく、わが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすもの」と述べた。

 防衛省・自衛隊は、「引き続き、米国などとも緊密に連携し、情報の収集・分析および警戒監視に全力をあげる」としている。


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