【2022年7月27日(水)1面】 自衛隊が東京と大阪で運営している新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場について、防衛省の大規模接種推進本部(本部長・鬼木誠防衛副大臣)は7月21日、同省内で第8回会議を持ち回りで実施し、同31日までの終了予定を9月30日まで2カ月間延長することを決めた。

 防衛省の発表によると、新型コロナウイルスの急激な感染拡大とともに、3回目接種から5カ月を経過した60歳以上の4回目接種対象者が7月から8月にかけて増加することを踏まえ、同省としてさらに3回目・4回目接種を後押しするためとしている。

 予約状況を踏まえ、2カ所ある大阪会場を1カ所にする。また、1日の接種回数についても、8月1日以降は東京会場が1日あたり1000回、大阪会場は1日あたり500回とするなど、規模を縮小した態勢で運営する。時間は午前9時から午後5時まで。

 松野博一官房長官は7月21日の記者会見で、「現在の感染状況や4回目接種が本格化するのを踏まえた」と説明。3回目の接種率が低い10~30代の接種拡大を促す考えも示した。

 8月1日以降の接種の予約開始時期などについては、詳細が決まり次第、防衛省ホームページなどで知らせる。


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