【2022年7月6日(水)1面】

5中学校でパイロットが講話 「チームワークの大切さ」伝える|熊本地本

 熊本地本山鹿地域事務所(所長・北里2陸尉)は6月14日から17日の間、山鹿市内5カ所の中学校に対して、現役パイロットによる「職業体験講話」を実施した。同所では昨年に引き続き、将来進路を選択する生徒たちの選択肢の一つになればという思いから講話を企画し、地域の自衛隊に対する理解促進を図った。

 講話では、地元の山鹿市出身で空自の現役パイロット、信岡2空尉(小牧基地401飛行隊所属)を講師として迎え、自衛隊の魅力・やりがいをPRするとともに親近感の醸成を図った。

 信岡2尉は、自衛隊の概要や空自ならではの豊富な専門職域と魅力、パイロットになるまでのキャリアプランを紹介し、また任務を達成するためには、パイロットのみならず管制官、整備員、警備員ら航空機の運航に携わる全ての隊員の連携・協力の必要性と「チームワークの大切さ」を自己の体験談を踏まえて説明した。

 さらに、「誰にでもパイロットになれるチャンスはある。何事もあきらめず、目標に向かって挑戦してほしい」と生徒たちにエールを送った。生徒たちはパイロットスーツを身にまとった信岡2尉の姿に目を輝かせながら、体験談に聞き入っていた。

 講話終了後、生徒たちから「将来の進学・就職選択の参考になった」「知らなかった分野の話に興味が湧いた」「自分の夢に向かって挑戦したい」などの力強い感想も聞かれ、講話は大変有意義なものとなった。

 熊本地本は「これからも学校と密接に連携した募集広報活動を、部員一同努めていく」としている。

画像: パイロットの話に聞き入る生徒たち

パイロットの話に聞き入る生徒たち

画像: 懇談する信岡2空尉(右)

懇談する信岡2空尉(右)


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自衛隊 熊本地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kumamoto/


がんばろうと思えるのは-「ほめられた時」|山形地本

 山形地本鶴岡出張所(所長・森3海佐)は6月8日、山形県立庄内総合高校で行われた「社会人講話」を支援した。催しは、キャリア教育の一環で、「先輩の職場での経験から、生徒が将来の働く生活をイメージしてもらうこと」を目的として毎年開催されている。

 今回は、全日制の全生徒と定時制1年次の生徒計180人が参加。卒業生10人が講師として招かれ、卒業生がそれぞれの勤務状況などを紹介し、在校生が質問する形式で行われた。

 自衛隊からは、20普連の伊藤陸士長(平成30年度卒業)が講師として参加した。伊藤士長は、後輩に対して「東日本大震災で自衛隊が活躍する姿を見て志願した」「今後も自分に厳しく何事にもチャレンジしていくとともに、いろいろな知識や技術を吸収していきたい」と語った。

 参加した生徒からは、「仕事で辛くなった時の立ち直り方は」「仕事で頑張ろうと思える時は」などの質問があり、「仕事で辛くなったときは、上司や同期に相談する」「頑張ろうと思える時は、ほめられた時。もっと頑張ろうと思う」と答えていた。

 講話を終えた伊藤士長に感想を聞くと、「緊張したが、自衛隊の活動についてしっかり話すことができ、とても貴重な体験だった」と語った。教諭からは、「堂々と、話されていて大変良かったです」との感想があった。

 鶴岡所は「今後も各学校と連携を図り、総合的な学習の支援や説明会への参加など、積極的に協力していく」としている。

画像: 卒業生の伊藤陸士長(20普連)

卒業生の伊藤陸士長(20普連)


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自衛隊 山形地方協力本部
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