兄は一足早く今年入校

 【2022年6月23日(木)1面】 愛知地本(本部長・下本1陸佐)は6月5日、防衛大学校オープンキャンパスに募集対象者ら5人を引率した。その中には、入校を希望する双子の弟も参加。昨年、いち早く入校した兄と再会を果たした。

 愛知地本から防衛大学校までは、高速道路などを利用して約5時間半(距離356キロ)。移動計画では、当日朝6時半に地本を出発し、オープンキャンパスに参加後、地本に帰ってくるのは夜9時半(往復11時間)という長旅となった。

 今回の参加者の一人である土屋響君は、令和4年4月に防衛大学校へ入校した土屋翼学生(双子の兄)の弟。昨年、兄弟で一緒に採用試験を受験したものの、不合格。残念ながら、兄弟同時入校の夢は叶わなかった。

 今回のオープンキャンパスでは、その兄と約2カ月ぶりの再会を果たした。

 再会後、響君は「今年の採用試験に合格して、兄弟で防衛大学校の学生になりたい」と語り、防衛大学校への入校に並々ならぬ意欲を見せてくれた。

 引率した広報官の石倉1陸曹は、「令和5年4月には、双子の土屋兄弟が防衛大学校の2年生と1年生として、防衛大学校で学べるために、最大限の支援をしていきたい」と新たな目標を設定した。

 近年の少子化の進行による募集対象者の減少、高校卒業者の進学率の高止まりなど、自衛官などの募集を取り巻く環境がますます厳しくなっており、愛知地本は「防衛大学校オープンキャンパスの場を最大限に活用し、募集対象者の視点に立った募集広報を行い、防衛大学校学生の質の向上に資するとともに、募集目標の達成に邁進(まいしん)する」としている。


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