自衛官募集ポスターにかける地本の思い

 【2022年6月9日(木)1面】 自衛隊への関心、理解などを目指し、地本が毎年、作成する自衛官募集ポスター。今年もまた、工夫を凝らした「作品」が登場している。専門学校の学生たちが心を込めて描いた福井、元自衛官の芸人が入隊時に担当した広報官と一緒にPRする山口。「今年はこれで頑張ります!」。そんな思いが感じられる両地本の報告を紹介する。

学生が思い込めて作成|福井地本

 福井地本(本部長・野間1海佐)はこのほど、福井県春山合同庁舎で令和4年度「自衛隊福井地方協力本部募集広報ポスター選考会」の表彰式を実施した。例年、福井情報ITクリエイター専門学校(大原学園福井校)の学生に募集広報ポスターの作成を依頼しており、専門学校側も、選考会を学生の能力向上の機会と捉え、授業の一環として活用している。

 選考に際しては、県主催の入隊・入校予定者激励会の場を活用。入隊・入校予定者と家族による投票の結果、舘 実鈴さん、五十嵐悠人さん、中川翼さんの3作品が優秀作品として選出された。

画像: 優秀作品:舘 実鈴さん

優秀作品:舘 実鈴さん

画像: 優秀作品:五十嵐 悠人さん

優秀作品:五十嵐 悠人さん

画像: 優秀作品:中川 翼さん

優秀作品:中川 翼さん

 表彰式には、受賞者3人のほか、同専門学校講師の多田慶一郎氏が本部庁舎を訪れ、本部長と懇談した後、表彰式に参加した。

 受賞者は「自衛隊の本当の仕事は、国民の日常を守ることにあるのではないかと考え、作成した」(舘さん)、「自衛隊の人たちが未来を守っている感じを表現した」(五十嵐さん)、「映画ポスターのようなイメージをもって製作した」(中川さん)とそれぞれの作品に込めた思いを述べた。

 福井地本は「引き続き、同専門学校をはじめとして、地域との良好な関係を維持していく」としている。

画像: 集合作品

集合作品


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自衛隊 福井地方協力本部
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若年層向けに地元出身の「やす子」さんを起用|山口地本

 山口地本(本部長・西村1陸佐)はこのほど、昨年に続き独自の自衛官募集ポスターを作成した。昨年は「長州ファイブ」こと長州五傑を起用して「あれ、なんだろう。」と思われるようなアイキャッチを意識したものだったが、今年は若年層、親世代を対象とした2種類のポスターを作成。県内各地での募集広報を展開している。

 若年層向けのポスターには、テレビでも活躍中の山口県出身芸人の「やす子」さんを起用。キャッチコピーも「あれっ?いいかも自衛隊ヽ(^o^)丿」と絵文字を使い、親しみやすいものとした。ポスターで、やす子さんとともにポーズを決めている航空自衛官は、やす子さんが自衛隊に入隊する際に担当した広報官だ。

 また、親世代に向けたポスターは「山口の、のどかな田園風景に親子」という昭和世代にはどこか懐かしいものを作成した。

 山口地本は「ポスターを通じて、募集対象者のみならず多くの方々に自衛隊に興味を持ってもらい、募集基盤の拡充を目指す」としている。

画像1: 若年層向けに地元出身の「やす子」さんを起用|山口地本
画像2: 若年層向けに地元出身の「やす子」さんを起用|山口地本

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