【2022年5月31日(火)1面】 この2年、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、イベントなどの活動に制約があったが、ここにきてようやく以前の活気が戻ってきたところも。イベントは、多くの人たちに自衛隊をPRする絶好の機会だ。もちろん、感染対策は万全に。来場者の笑顔に支えられ、地本の活動にも熱が入る。ゴールデンウイークなどに実施された福岡、山形、静岡各地本から届いた「3年ぶり」の活動をまとめて紹介する。

「博多どんたく港まつり」でパレード参加、募集広報ブース出展|福岡地本

 福岡地本(本部長・平松1陸佐)は5月3、4の両日、福岡の街に初夏の訪れを告げる「第61回福岡市民の祭り『博多どんたく港まつり』」に、協力団体関係者、海自佐世保地方隊と参加するとともに、募集広報ブースを出展した。

 イベントは、「松ばやし」を起源とする830年余りの歴史を持つ福岡市の伝統行事。昭和37年に市民総参加の福岡市民の祭りとして毎年開催されてきた。近年はコロナ禍のため中止となり、今年は3年ぶりの開催だった。

 当日は晴天に恵まれ、冷泉公園から天神中央公園までの約1.3キロを佐世保総監、博多どんたく港まつり副実行委員長の粥川氏を先頭に、佐世保音楽隊による迫力ある演奏の中、福岡地本長、福岡地本宣伝部鳥「ピコット」(マスコット)、海自のさまざまな服装をした佐世保地方隊隊員、護衛艦「ちょうかい」を模した山車、海自協力会などの会員ら総勢185人がパレードに参加。沿道を埋めた約40万人の観衆に自衛隊の勇姿を披露した。

 また、博多駅前広場で募集広報ブースを出展。自衛隊の採用種目に関する説明なども実施した。

 福岡地本は「引き続き各種イベントへ積極的に参加して広報活動を行い、自衛隊への親近感・理解を深めるとともに、関係協力団体などと緊密に連携し、自衛隊に対するさらなる協力支援基盤の充実を図る」としている。

画像: パレードに参加した宣伝部鳥「ピコット」

パレードに参加した宣伝部鳥「ピコット」

画像: 博多駅前広場の募集ブース

博多駅前広場の募集ブース

画像: 迫力ある佐世保音楽隊のパレード演奏

迫力ある佐世保音楽隊のパレード演奏


◆関連リンク
自衛隊 福岡地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/fukuoka/


「菜の花まつり」で広報展 車両展示、自衛隊ブースでパネル展示|山形地本

 山形地本鶴岡出張所(所長・森3海佐)は5月1日、いろり火の里(三川町)で行われた「三川町菜の花まつり」で広報展を行った。菜の花まつりは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために2年続けて中止となっており、3年ぶりの開催となった。鶴岡所がイベントに広報展を出展するのは、今回で7回目。

 働く車展示コーナーでは、20普連の支援を受けてオートバイと高機動車の車両展示を行ったほか、屋内の会場に広報ブースを設置し、活動パネルの展示やブルーインパルスのDVD上映を行った。

 当日はあいにくの雨模様だったが、約600人の来場者が訪れた。自衛隊ブースでは、隊員と一緒に写真撮影を依頼されるなど大好評を博した。

 来場者からは、今年度の採用試験に関する質問や、「去年のブルーインパルスの展示飛行、感動しました」「雨の中、車両展示していただき、ありがとうございます。また展示があれば見に来ます」などの声があった。

 鶴岡所は「自衛隊を身近に感じてもらえるとともに、効果的な広報活動を行うことができた。今後も感染症対策を行いながら、積極的に町のイベントに参加し、広報活動を行いたい」としている。

画像: 「菜の花まつり」で広報展 車両展示、自衛隊ブースでパネル展示|山形地本

◆関連リンク
自衛隊 山形地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/yamagata/


「静岡ホビーショー」で海自と 車両、南極の氷、キャラクター広報など|静岡地本

 静岡地本(本部長・武田1空佐)は5月14、15の両日、ツインメッセ静岡(静岡市)で行われた「第60回静岡ホビーショー」で広報活動を行った。

 会場では、静岡地本と海自横須賀地方総監部広報推進室(神奈川県横須賀市)が広報ブースを設置したほか、富士学校機甲科部(小山町)が16式機動戦闘車と大型トラック、34普連(御殿場市)が軽装甲機動車、高機動車、小型トラックを、それぞれ会場入り口の屋外スペースで展示した。

 3年ぶりの一般公開ということもあり、会場には朝早くから多くの模型ファンがつめかけた。

 屋外スペースでは、車両展示のほか、機動戦闘車の砲塔を動かす展示や海自のぬりえコーナー、静岡地本マスコットキャラクター「しずぽん」などとのふれあい、模型メーカーの動画撮影などが行われ、写真や動画を撮る来場者でにぎわった。

 屋内の広報ブースでは、砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷に触れたり、電話線をつないで使用する70式野外電話機を体験できるコーナーや、自衛隊の活動や自衛官の制度について学べるパネル展示などが人気を集めた。

 来場者からは「3年ぶりに自衛隊の展示を見ることができてうれしい」「持っている模型の元になった車両が来ていて感動した」との声が聞かれ、久しぶりの模型の祭典を楽しんでいた。

 静岡地本は「これからも地域のイベントに参加して自衛隊の活動を知ってもらえるよう、広報活動に努めていく」としている。

画像: 16式機動戦闘車

16式機動戦闘車

画像: 室内ブース

室内ブース


◆関連リンク
自衛隊 静岡地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/sizuoka/



This article is a sponsored article by
''.