最強クラスの台風

2019年9月に発生した巨大台風19号。中心気圧は955hPa、最大風速40km/sという猛烈な勢力の台風は千葉県を中心に首都圏に甚大な被害をもたらしました。
我が家では大きな損害はありませんでしたが、台風により住んでいる地区が長期間の停電になりました。
今回はそんな厳しい暑さと電気が使えない中での生活、小さい子どももいる我が家で、どう乗り切ったかについてご紹介していきます。

停電生活で困ったこと

・スマホが充電出来ない
・料理ができない
・エアコンが使えない
・照明が点かない
・お風呂に入れない

これら当たり前にできることが停電時にはできなくなりました。つまり普段通りの生活を送ることができなくなってしまったのです。

停電時、役に立ったもの

普段では使えるものが使えない。そんな時に役に立ったのが備えておいた防災用品でした。
・スマホが充電出来ない
ソーラー式モバイルバッテリー
ここで大切なのはソーラー式であること。

普通のモバイルバッテリーだとバッテリー自体の充電が無くなった場合、元電源から充電を行うので結局停電時には使えなくなります。
しかし、ソーラー式であれば太陽光さえあれば充電しながらスマホを使えるので助かりました。

・料理ができない
カセットコンロ
我が家はオール電化なので停電時にはコンロも使えません。そこで活躍したのがガスボンベを使うカセットコンロ。
これさえあればお湯沸かし、調理も難なく行えました。
※特に小さい子どもがいる場合はミルクを作るのにお湯が必須(粉ミルクを溶かすお湯の温度は70℃以上推奨)
停電時のお湯の確保にはカセットコンロは大いに役立ちます。

・エアコンが使えない 
携帯扇風機
連日の猛暑日の中、エアコンが使えないのは致命的。ましてや小さい子どもや高齢者の方がいる場合は熱中症に一層気をつけなければいけません。
我が子にもとにかく涼しい状態をつくるために携帯型扇風機を使用。無いよりはあった方が断然良いです。

・照明がつかない 
吊り下げられるライト
夕食時などテーブルで食べる際は通常の携帯ライトでは一部しか照らせません。そこで活躍したのが吊り下げられるタイプの照明。
吊り下げる事でテーブル全体を明るく照らせるので夕食時には重宝しました。

・お風呂に入れない
介護用拭くだけシート
暑い季節は動いていなくとも汗が出ます。
しかし電気が止まっている中ではお風呂も沸かせず‥。そこで拭くだけシートの出番。
体全体を拭くだけでもさっぱりとし、心身ともにリセットする事が出来ました。

ただし、これらを使った生活も持って3、4日が限界。
そこで取った手段が車で1時間以上かかる実家への避難。
早速、実家へ連絡。すると実家のある地域は幸いにも電気が復旧しているとのこと。
妻と子供、着替えや生活用品をまとめていざ実家へ。

その際、ひとつ心配していたことが‥

冷凍庫の中身

肉や冷凍食品を大量に買った矢先、停電。
真夏だったこともあり、機能停止した冷凍庫の中の食材が全てダメになったと思っていました。

しかし、停電から5日。なんと肉、冷凍食品ともに健在。冷凍状態も溶ける事なく無事でした。これは
・停電してから一度も冷凍庫を開けなかった
・ぎっしりと食材を詰め込んでいた
これらが関係していると思われます。
※冷蔵庫の方も食材は大丈夫そうでしたが、乳製品などは念のため廃棄しました。

長期間の停電生活で感じたこと

心配していた大量の食材はすべて保冷バックに詰め実家の冷蔵庫へ輸送しました。
約1週間に及ぶ実家避難生活後、住んでいる地域の電力もようやく復旧。日常に戻ることができました。

長期間の停電生活で感じたことは2つ。
1つは備えの大切さ
電気がストップしてしまえば当たり前の生活がいとも簡単に崩れてしまう事を痛感。
しかしある程度の備えがあれば数日間は最低限の生活を送ることができました。

2つ目は離れた避難場所の重要性。
住んでいる地域一帯が停電になった場合、離れた地域では停電していない若しくは復旧が早い場合があります。
今回も離れた実家は停電からの復旧が早かったため、避難ができました。
避難先が無かった場合、さすがに連日の猛暑日を乗り切るのは困難であったと感じます。

まとめ

今回の停電では遠く離れた実家があり、電気も早期に復旧した事が不幸中の幸いでした。特に小さい子どもがいる場合は精神面や衛生面を考慮し、普段とは全く異なる環境で過ごさなければならないので、「馴染みのある場所」として自宅や離れた親族や知人の家は避難場所として有効だと強く感じました。

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