【2022年2月25日(金)2面】 <新潟>高田駐2普連(連隊長・古賀1陸佐)は2月1日から3日の間、関山演習場で令和3年度「第3次基礎となる部隊の訓練検閲」を2中隊に実施した。検閲は約16キロのスキー行進に引き続く積雪寒冷地における先遣中隊の防御戦闘行動について検した。また、指定充足訓練の一環として、高田駐業務隊の隊員が対抗部隊の一部として参加した。

 訓練開始式で、運用訓練幹部が統制し隊容検査を実施。背のう入り組品の点検を行うとともに、隊員がそれぞれの任務を確実に理解しているかを確認。訓示で連隊長は(1)指揮官企図の徹底(2)積雪寒冷地の地形・気象に応じた情報・火力・機動の連携(3)基本基礎の徹底-の3点を要望した。

 今回、2中隊は神出鬼没な行動により敵戦闘力を減殺する「Snow Phantom作戦」を掲げ、特に敵の接近が予想される経路上に、川などの天然障害、蛇腹鉄条網を使用した複合障害の設置や、F的を設置し欺騙(ぎまん)工作を実施するなど、気象・地形を最大限活用した周到な防御準備を行った。

 2中隊は、対抗部隊の攻撃に対し、多数の障害と障害に連接した組織的火力による防御戦闘を実施し、対抗部隊の侵攻を阻止した。

画像1: スノーブリッジを破壊し蛇腹鉄条網を設置する様子

スノーブリッジを破壊し蛇腹鉄条網を設置する様子

画像: 後方へ離脱する際この「スノーブリッジ」を破壊して障害を設置し敵の侵攻を遅らせる

後方へ離脱する際この「スノーブリッジ」を破壊して障害を設置し敵の侵攻を遅らせる

画像: 陣地において警戒する隊員(軽火器)

陣地において警戒する隊員(軽火器)

画像2: スノーブリッジを破壊し蛇腹鉄条網を設置する様子

スノーブリッジを破壊し蛇腹鉄条網を設置する様子


◆関連リンク
陸上自衛隊 高田駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/1eb/5eg/



This article is a sponsored article by
''.