シグナリングとは

シグナリングとは遭難した人が他の人に自分の存在や位置を知らせることです。
最悪の状況下で生き残れたとしても、救助されなければ"死"が待ち受けています。
実際に必死に救助を求めながら、レスキューなどに発見されず命を落とした人は多くいると聞きます。
こういった状況を打破すべく救助者に一早く見つけてもらう方法としてシグナリングという方法があります。
シグナリングには2種類あります。
聴覚シグナリングと視覚シグナリングです。

聴覚シグナリング

耳に訴える方法が聴覚シグナリングです。
代表的なものに"ホイッスル"があります。

【メリット】
自分と救助者の間に遮蔽物やオープンになっていなくとも、音が届きさえすれば合図を認識出来る。

【デメリット】
詳細な位置を知らせるのに時間がかかる。

視覚シグナリング

文字通り相手の視覚に訴える方法。
代表的なものに"鏡"が挙げられます。

【メリット】
瞬時にピンポイントで救助者に自分の位置を知らせる事が可能。

【デメリット】
救助者との間が開けている、若しくはこちらを見ていなければ認識して貰えない。

様々なシグナリングアイテム

危機的状況時のあらゆる事態を想定し、聴覚.視覚シグナリング両方のアイテムを備えておきましょう‼︎
以下、シグナリングで使えるものです。

○聴覚シグナリングアイテム
ホイッスル(中に玉の入った通常のホイッスルはお勧めできません。"防災 ホイッスル"で検索すれば専用のものが低価格で販売されています。

ラジオ
音量は劣りますが、電源を入れればシグナルを発信し続けてくれます。また救助者は"人工的な音"や"人声"に聞き耳を立て捜索にあたるので認識される可能性が高いです。

金属
剥き出しの金属や、家にある鍋などを叩くのも有効です。金属音はまさに人工的な音だからです。
叩くものは100円ショップで売っている小さな車外脱出用ハンマーでもいいでしょう。

○視覚シグナリングアイテム
シグナルミラー
太陽光を反射させるなどして、救助者側に合図を送ります。手鏡でも可能ですが、相手にピンポイントで光を当てるのが難しいです。
シグナルミラーなら照準が付いているので狙いをつけて反射させる事が可能です。

ライト
暗い場所、夜間に絶大な効果を発揮します。
動かしたり、点滅させたりして相手に知らせましょう!(点滅させる際はスイッチのON・OFFではなく、光部を手のひらで隠して点滅させるように見せた方が電池やスイッチの負担を軽減できます)

ケミカルライト
自衛隊名称"ケミカル"
コンサートなどで使われる光るスティックです。
電池が必要ない
・光が全方位に散るので発見されやすい
・タイプによっては長時間発光するので気絶してもシグナルを発信し続けてくれる

シグナリングは災害時だけでなく、遭難時にも使えるサバイバルテクニックです。万が一の事態に備えてのシグナリング。
こういった知識があるだけでも危機的状況から無事に生還できる可能性が高まります。
是非とも覚えておきましょうね‼︎

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