中国海軍の空母「遼寧」から発艦する戦闘機(統幕提供)

 【2022年1月7日(金)2面】 統合幕僚監部は12月21日、沖縄を通過し、太平洋に入っている中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」で同19、20日の2日連続、艦載の戦闘機やヘリコプターの発着艦があったと発表した。防衛省は、活動能力の強化を図っているとみて、警戒を強めている。

 発表によると、同19日午前8時ごろ、遼寧を含め艦艇6隻が北大東島(沖縄県)の東約300キロの海域で航行し、同9時ごろにかけて、遼寧のJ15戦闘機やZ18艦載ヘリの発着艦を確認した。

 これらの艦艇のうちジャンカイⅡ級フリゲート1隻を除く5隻は、同14、15の両日、東シナ海で確認され、その後、沖縄本島と宮古島との間の海域を南下したものと同一。

 防衛省・自衛隊は、海自1護衛隊所属「いずも」(横須賀)が情報収集・警戒監視を行ったほか、艦載戦闘機の発着艦に対し、戦闘機を緊急発進させるなどして対応した。

 また、同20日午前8時ごろにも、海自は同じ6隻が沖大東島(沖縄県)の南東約315キロの海域で航行し、午後7時ごろにかけて、艦載戦闘機、艦載ヘリの発着艦を確認した。

画像: クズネツォフ級空母「遼寧」

クズネツォフ級空母「遼寧」

画像: クズネツォフ級空母「遼寧」搭載戦闘機 (J15)

クズネツォフ級空母「遼寧」搭載戦闘機
(J15)


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