画像: 日常を取り戻す動き 訓練、広報展を再開|静岡、栃木地本

 【2021年10月29日(金)1面】 新型コロナウイルスの感染者が10月以降、少しずつ落ち着きを見せる中、緊急事態宣言の解除に伴うイベントの再開など、「第6波」への警戒を継続しながら徐々に日常を取り戻す動きも出ている。静岡、熊本から地本の活動を報告する。

機甲教導連隊が予備自初招集|静岡地本

 静岡地本(本部長・杉谷1空佐)は10月8日から12日の間、駒門駐(御殿場市)で行われた機甲教導連隊が担任する「予備自衛官招集訓練」を支援した。

 約2カ月間の緊急事態宣言により計画されていた3回の訓練が中止となり、宣言解除後初めてとなる今回の訓練には予備自85人が出頭した。

 また、担任する機甲教導連隊は平成30年度に新編された部隊で、予備自招集訓練は今回が初となることから、特別に機甲教導連隊長自ら「予備自としての使命感の醸成、わが国を取り巻く安全保障環境について」の訓話を実施した。

 訓練では、体力測定、射撃予習、救命救急講習を駐屯地で行い、陣地防御訓練を演習場で実施した。通常の招集訓練では演習場に行進訓練で入ることはあるが、今回はより実戦に近い想定状況を予備自に経験してもらいたいとの趣旨で部隊が計画した。

 出頭した予備自からは「実戦に近い陣地防御訓練に参加できてよかった。今後も練度向上に励みたい」との声が聞かれた。

 静岡地本は「今後も部隊と連携し、訓練に関する新型コロナウイルス感染拡大防止対策に万全を期すとともに、訓練中止により出頭できなかった予備自への出頭調整を行い、出頭率を向上させて方面目標を達成させる」としている。

画像: 機甲教導連隊が予備自初招集|静岡地本

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海空自を積極アピール|栃木地本

 栃木地本(本部長・梶1陸佐)は10月2日、「福田屋百貨店宇都宮店」で自衛隊ブースを出展した。

 栃木県は8月20日から9月30日の間、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言措置区域に指定されていたため、広報展を中止していた。今回は宣言解除後初めての週末だったこともあり、広報ブースには多くの家族連れが訪れた=写真。

 栃木県内には3自衛隊のうち陸自の駐屯地しか存在しないため、海空自のアピールに努めるため、当日は海空自隊員のみで対応した。

 海空自の制服を初めて見る来場者もいて、「自衛隊の制服にいろんな種類があることを知らなかった。かっこいい」といった声が聞かれた。

 また、展示パネルの前で、空自の広報官から戦闘機の説明を聞いた男性は「生で見たくなった」と話していた。全国各地の部隊章を印字した缶バッジをクジ引き形式で配布すると、「こんなにたくさんの部隊があるんだ」と驚きながら服に付ける子供や、護衛艦「タペストリー」の前で記念撮影する家族の姿も見られた。

 栃木地本は「引き続きコロナ感染予防対策に万全を期しながら今回のような広報展を開催し、地域に密着した自衛隊をアピールしていく」としている。

画像1: 海空自を積極アピール|栃木地本
画像2: 海空自を積極アピール|栃木地本

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