画像1: 創設66周年記念行事で威風堂々の行進|山口駐屯地

 【2021年10月28日(木)2面】 山口駐(司令・杵淵1陸佐)は10月10日、同駐創設66周年記念行事を開催した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、山口県在住者に限定して実施。山口県知事代理の小松一彦副知事、渡辺純忠山口市長をはじめ、県市議、自治体、協力諸団体、同県所在の海空基地司令、広島、山口両地本長ら昨年よりも多くの参列者らとともに祝った。

 観閲式で杵淵司令は、「いかなる事態でも任務を完遂できるよう発展しなければならない。地域や郷土へ貢献しつつ、感謝の気持ちを持ち続け、共存し、地域の皆様に信頼される駐屯地であることを目指します」とあいさつした。

 続く観閲行進では、威風堂々の徒歩部隊の行進に引き続き、高機動車、軽装甲機動車、13戦車中隊(岡山県)の戦車などの車両、空自12飛行教育団(防府市)のT7練習機、海自小月教育航空群201教育航空隊(下関市)のT5練習機、13飛行隊(防府市)の多用途ヘリコプターUH1Jが迫力ある行進・観閲飛行を行った。

 観閲行進終了後には、山口維新太鼓部が日頃の訓練で鍛えられた肉体から繰り出される力強い自衛太鼓演奏を披露。訓練展示では、陣地攻撃の一連の行動を展示。迅速な近接戦闘部隊の攻撃前進や、狙撃手らの潜入による狙撃が行われる中、13特科隊(岡山県)が保有する155ミリりゅう弾砲FH70や74式戦車の空砲射撃が行われた。

 また、今年は13音楽隊と山口駐音楽部の合同演奏に萩光塩学院吹奏楽部の生徒も加わり、ボリュームのある演奏を披露した。

 そのほかにも、戦車や戦闘車の試乗、装備品展示、山口県立大学の協力を得たVR体験コーナー、子供向けの催し、作品展、史料館(防長尚武館)開放などのイベントも行われ、来場者に自衛隊への理解をさらに深めることができた。

 前日の10月9日には、総合予行の場を活用した「家族の日」「職業紹介ツアー」を実施。隊員家族やツアー参加者に対しても、平素の自衛隊の活動への理解促進を図ることができた。

画像: 執行者の杵淵司令

執行者の杵淵司令

画像: 山口維新太鼓ぶによる和太鼓演奏

山口維新太鼓ぶによる和太鼓演奏

画像: 音楽演奏

音楽演奏

画像: 子供催し広場

子供催し広場

画像: VR体験コーナー

VR体験コーナー

シンボルマーク、識別帽を改正

 山口駐17普連(連隊長・杵淵1陸佐)はこのほど、伝統を継承し、さらなる飛躍を願うとともに、隊員の士気高揚を図るため、シンボルマークと識別帽を改正した。

 改正にあたり、副連隊長を実行委員長とし、計9回の実行委員会を開催。連隊全隊員の意見が反映されるよう、シンボルマーク作成に必要なアイテム・デザインのアンケート、識別帽作成にあたり、色・形状についてのアンケートを何度も繰り返し、作成に臨んだ。

 シンボルマークのモチーフの1つである元帥刀は、業者に現物を確認してもらいながら色彩を選定することで、より本物の色彩へ近づけ、識別帽の汎用性を向上させるため、シンボルマークのパッチを添付式にし、取り外しを可能にすることで、ギフト交換なども可能にするなど着意された。

 実行委員として改正に携わった中村3陸曹(本部管理中隊)は「山口県に所在する普連として、誇りに思えるシンボルになったと思う」と胸を張った。

 17普連は「今後、常に勝ちにこだわり、『日本一強い連隊』を目指して邁進(まいしん)する」としている。

画像: シンボルマーク、識別帽を改正
画像2: 創設66周年記念行事で威風堂々の行進|山口駐屯地

 普連によると、シンボルマーク=写真=は、山口市の象徴の「白狐」をモチーフに、「命懸けの厳しい任務をも遂行し得る17普連の『誇り』と日本一強い連隊となることを目指し、日々の厳しい隊務にともに挑む17普連の隊員としての証しと団結の象徴」としている。


◆関連リンク
陸上自衛隊 山口駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/yamaguti/



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