鹿児島地本(本部長・赤岩1海佐)は8月7日、防衛大学校に興味のある高校3年生を主体に保護者、高校1、2年生、予備校生ら34人の受講者に対し、「防衛大学校模擬授業」を実施した。模擬授業は、昨年度に続いて2回目。鹿児島地本が防大と連携して実施している。(写真他9枚)

 今年度は、防大から地球海洋学科の菅原教授を招へい。防大の概要説明に引き続き、「天気予報と気候変動」について模擬授業を実施してもらった。

 受講者からは、「防大でいろいろなことが学べるのが理解でき、ますます興味が湧いた」「防大受験を頑張る」などの感想が聞かれた。

 今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、離島(奄美大島、沖永良部島)からの受講者はリモートで参加した。

 鹿児島地本は「今後も徹底した顧客目線のもと、受験者から『信頼と安心』を獲得できる真摯な募集活動を継続していく」としている。

画像1: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
◆関連リンク
自衛隊 鹿児島地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kagoshima/


 岩手地本(本部長・武本1陸佐)は8月8日、盛岡市大通に開設したサテライトブースで防衛大学校教授の吉村1空佐(戦略教育室長)を招き、防衛大学校説明会を開催した。

 説明会は、防大の教育と学生生活などについて、防大教授と夏季休暇で帰省中の防大生4人から、高校生らに対して直接説明してもらい、受験希望者の受験意欲の向上と不安の払拭を図るのが目的。受験希望者9人、保護者4人、高校教諭3人の計16人が参加した。

 前段は、吉村教授による講話を行い、防大の概要と学校での教育・訓練の内容などを詳しく説明してもらった。参加者から活発な質問が飛び交うなど、大いに盛り上がった。

 後段は、現役学生との懇談。和やかな雰囲気の中で歓談を楽しみ、受験勉強のアドバイスや学生生活のリアルな本音について、熱心に聞き入っていた。

 参加者からは「より深く防衛大学校について知ることができた。卒業後の幹部自衛官としてのキャリアアップなども理解することができて、具体的なイメージが湧いた。防大に入りたいという気持ちがより一層強くなった」などの感想があり、説明会は盛会裏に終了した。

 岩手地本は「今後も県内より将来有望な幹部自衛官を輩出するため、志願者拡大に資する説明会を企画していく」としている。

画像2: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
画像3: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
◆関連リンク
自衛隊 岩手地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/iwate/


 札幌地本(本部長・宮﨑1陸佐)は8月9日、札幌市の「デ・アウネさっぽろ」で防衛大学校教育紹介セミナーを実施した。セミナーは、防大への進学を検討している高校生らとその保護者を対象に、防大進学のメリットについて理解してもらうのが目的。

 セミナーは、3部構成で実施。第1部は、防大情報工学科の中村康弘教授が防大の概要について説明を行い、最新の防大の教育などについて紹介した。

 また、宮﨑本部長が防大卒業後のキャリアアップについて説明。自身の防大学生時代から現在に至るまでの体験談などをまじえ、公私ともに充実したキャリアアップの一例を紹介することで、防大へ進学することの魅力を発信した。

 第2部は、中村教授が実際に防大で担当している教育の模擬授業を行い、一般大学と同等の授業のほか、防大でしか受けられない授業の魅力を説明した。

 第3部は、防大の現役学生と卒業生をまじえた座談会を行い、防大への進学に関する疑問や不安の払拭に努めた。

 座談会では、女性のみに限定した女性現役学生との懇談も行い、女性ならではの悩みの解消を図った。

 札幌地本は「将来の国防を担う有為な人材を確保するため、引き続き募集業務に邁進していく」としている。

画像4: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
画像5: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
◆関連リンク
自衛隊 札幌地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/sapporo/


 青森地本(本部長・木村1空佐)は8月8、9の両日、八戸会場と本部庁舎で防衛大学校説明会を開催した。説明会は、防大に関する理解と認識をより一層深めてもらうのが目的。当日は受験希望者14人と保護者12人が参加した。

 説明会では、地元青森県出身の防大教授、板宮敬悦氏から学校の概要説明をはじめ、学科・科目を段階的に向上させるカリキュラムがあり、学生舎では規則正しい生活が送れるよう学生同士が助け合う環境が整っているなどの説明があった。参加した生徒たちは、熱心にメモを取るなど防大に対する関心の高さがうかがえた。

 その後、現役の防大生(青森県出身者)を囲んでの懇談会が行われ、学校での授業、訓練、生活環境の様子、学部のカリキュラムなどのほか、特に受験に向けた取り組みなどを詳しく紹介。生徒たちからは、多くの質問が防大生たちに寄せられた。

 受験希望者の一人は「きょうの説明会で学校のことがわかり、よかった。ぜひ、防大に入りたい。勉強を頑張り、受験に備える」と力強く語った。

 青森地本は「受験希望者が合格することを願い、引き続き防大への理解と認識の深化に努めていく」としている。

画像6: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
画像7: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
◆関連リンク
自衛隊 青森地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/aomori/


 兵庫地本姫路地域事務所(所長・後藤田1陸尉)は8月11日、姫路市出身の防衛大学校1学年の石本学生の協力を得て防衛大学校受験説明会を開催した。参加したのは、今年の受験を検討している高校生6人とその保護者。

 はじめに、所長が防大での教育訓練や生活、カリキュラム、キャリアアップなどについて説明。その後、石本学生が防大を目指したきっかけ、教育訓練や生活、やりがいなどを伝え、受験に向けてのアドバイスを送った。

 懇談で参加者からは、「学校生活はどのようなものなのか」「体力的に自信がないが、訓練についていけるのか」など入校後の不安や質問が多く飛び交い、受験意欲が高まったようだった。

 兵庫地本は「引き続き受験予定者らのニーズに合った説明会の開催に着意し、自衛隊の魅力発信に努めていく」としている。

画像8: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
画像9: 各地で防大説明会|鹿児島、岩手、札幌、青森、兵庫地本
◆関連リンク
自衛隊 兵庫地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/hyogo//


 <防衛日報 2021年9月7日(火)1面>


This article is a sponsored article by
''.