【北海道】美幌駐5後方支援隊2整備中隊2普通科直接支援小隊(小隊長・保科2陸尉)は8月3日、大空町東藻琴村で発見された不発弾の回収のため出動した。

 3日午後4時頃、東藻琴村の女性から住宅の倉庫に砲弾のような物を発見したと警察に通報があった。

 その後、警察から5旅団に不発弾回収要請があり、美幌駐に所在する5後方支援隊2整備中隊2普通科直接支援小隊の保科小隊長ほか1人の計2人が回収のため午後6時40分頃に出動した。

 現場に到着した保科小隊長らは砲弾のような物を確認した後、速やかに安全が確保されるまで住人を倉庫付近から避難させて砲弾の種類、爆発する恐れはないかなどの調査を実施した。

 調査の結果、長さ約60センチ、直径15センチほどで旧日本軍が使用した「三八式十五糎榴弾砲(弾薬九二式榴弾)」と識別。炸薬が抜けている可能性があったため、破裂する危険性はないと判断。その後、倉庫から砲弾を回収し、保科小隊長らは駐屯地に帰隊した。

 砲弾を見つけた女性は、義理の父が軍人で砲手を務めており、戦時中、記念に贈られたものではないかと話していた。

 この内容は、8月4日早朝のテレビ番組で放送された。

画像: 警察と現場の引き渡し調整中の保科小隊長

警察と現場の引き渡し調整中の保科小隊長

画像: 発見された砲弾

発見された砲弾


◆関連リンク
陸上自衛隊 美幌駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/02_bihoro.html



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