秋田駐(司令・五十嵐1陸佐)は7月9日、秋田県立中央公園内にある野球場で児童自立支援施設「秋田県千秋学園」と交流試合を行った。コロナ禍で試合ができなくなっていた同施設の園長先生から、「子供たちに試合する機会を与えたい」との依頼があり、世代を超えた交流試合が実現した。

 千秋学園から交流試合の依頼があったのは、夏の日差しが強くなる前の6月だった。

 園長に詳しく話をうかがうと、千秋学園は全国大会の常連で彼らにとって、試合は東北予選と全国大会。県境を越える試合のため、新型コロナウイルス流行後はその全てができなくなっていた。

 これを聞いた秋田駐では、そのような事情ならばと二つ返事で了承。駐屯地野球部(監督・小玉1陸曹)と交流試合を開催することになった。

 当日は天候にも恵まれ、絶好の野球日和。入念にウ ォーミングアップを済ませ、額に汗がにじみ出てきたところで試合は始まった。

 先発は、初の女性部員である重迫撃砲中隊の佐久間1陸士。切れのある速球を投げ分け、打者を翻弄した。打撃では、指名打者として副連隊長の平野2陸佐が出場。「久しぶりの野球だけど、足を引っ張らないように頑張る」と話し、打席に立つと子供たちに負けないフルスイングで白球に向かった。

 駐屯地野球部は高校野球出身者も多く、市内の草野球リーグで何度も優勝している猛者揃い。自分たちとの試合の中でゲームができる楽しみや、当初は「われわれの技術を少しでも吸収してくれたらうれしい」などと考えていた。

 しかし、いざ終わってみると、隊員たちは「われわれの方が学ぶことが多かった」と口々に語る。特にキャッチャーを務めた3中隊の中村3陸曹は「一心不乱に白球を追いかける子供たちの姿に、初心を思い出させてもらった」と語っていた。

 試合を終え、健闘をたたえる自衛官とそれを受け取り、はにかむ子供たち。数奇なめぐり合わせで実現した交流試合は、双方にすてきな時間と大きな体験をもたらし、終了した。

画像: 投打で活躍した佐久間1陸士

投打で活躍した佐久間1陸士

画像: 送球と進塁のせめぎ合い

送球と進塁のせめぎ合い

画像: 子供たちに負けないフルスイングを見せる平野2陸佐

子供たちに負けないフルスイングを見せる平野2陸佐

画像: 豪快なバッティングを見せる富樫2陸曹

豪快なバッティングを見せる富樫2陸曹

画像: 試合に対する思いに年の差は無かった

試合に対する思いに年の差は無かった


◆関連リンク
陸上自衛隊 秋田駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/akitasta/



This article is a sponsored article by
''.