長野地本茅野地域事務所(所長・瀧本1陸尉)は5月31日と6月1日、岡谷東部中学校で2年生15人に対して職場体験学習を実施した。

 新型コロナウイルス感染拡大の状況により松本駐での職場体験の実施が困難となり、職場体験学習を受け入れ可能な企業数が昨年よりさらに減少しているため、学校側も頭を悩ませていたが、茅野所からの提案により学校で実施する「出前型」の職場体験が実現した。

 今回は自衛隊の概要説明、職種紹介、装備品展示のほか、基本教練、体力検定、手旗信号、ロープワーク、救急法などの体験を行った。基本教練の体験では、小さな声量の号令や動作が曖昧な状態では相手に意思が伝わらないことや他人を動かすことの難しさを学んだ。

 自衛隊の体験を希望していなかった生徒たちも数人いたが、体験後は全ての生徒から「自衛隊の体験ができてよかった」「学校に自衛官や自衛隊の車両が来てくれてうれしかった」などの声が聞かれた。

 学校での実施のため、駐屯地見学ができなかったことを残念に感じる生徒もいたが、2日間の体験を通し、生徒たちは貴重な経験ができたと満足していた。また、学校で実施することで教師や他学年の生徒らの自衛隊に対する理解の向上へもつながった。

 長野地本は「今後も学校、教諭との良好な関係を維持して職場体験学習に協力し、生徒らの自衛隊に対する親近感を醸成し、理解の向上を図れるよう広報活動に努める」としている。

画像1: 中学2年生が自衛隊体験 「出前型」で実現|長野地本
画像2: 中学2年生が自衛隊体験 「出前型」で実現|長野地本
画像3: 中学2年生が自衛隊体験 「出前型」で実現|長野地本

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