大阪地本(本部長・濱田陸将補)は4月24日、大阪合同庁舎2号館で海自3護衛艦隊イージス型護衛艦「みょうこう」艦長の大谷1海佐による女性限定の講話と懇談会を開催した。

 事業は、厳しい募集環境の克服と女性の活躍を推進するため昨年度から実施しており、今回は、新型コロナウイルス感染症の「まん延防止等重点措置」を受け、大谷艦長による講話・懇談は、対面方式からWEB方式に実施要領を変更し、感染症対策を万全に講じた。

 イージス艦初の女性艦長である大谷艦長による前段のWEB講話では、終始笑顔で和やかな雰囲気の下、「女性の活躍推進」「キャリアアップ」「やりがい」「女性の募集対象者に伝えたいこと」などについて体験談やプライベートの話を交えながら約40分間実施。大谷艦長は講話の最後に参加者からの疑問や不安などの質問に対し、分かりやすく丁寧に回答。参加者の不安などを払拭した。

 大谷艦長の強い使命感や責任感、熱い思い、人柄にふれ、参加者に対するアンケートの結果にも「全員が満足」と答え、92%が「女性自衛官に対する印象が良くなった」と回答したほか、「笑顔で話されている姿がとても親しみやすい雰囲気で、聞きたいことが質問できてよかった」「ずっと笑顔で話をしてくれてうれしかった。直接会ってみたいと思った」などの意見が寄せられた。

 後段は、参加者を3グループに分け、大谷艦長とのWEB懇談、大阪地本所属の女性隊員との対面による懇談を約20分間のローテーション方式で実施した。懇談では、女性隊員の「やりがい」など生の声を聞くことができ、参加者に対して自衛隊は女性が活躍できる職場であり、職業の選択肢の一つとして認識させることができた。

 懇談会終了後には、初対面の参加者同士が集まり連絡先の交換を行うなど交流を深めている様子も確認された。

 大阪地本は「令和3年度に女性限定の懇談会を4回、女性限定の職場体験を2回計画しており、女性が活躍できる職業としての自衛官の魅力を伝えられるイベントを企画していく」としている。

画像: 大谷艦長側、参加者側の画面映像

大谷艦長側、参加者側の画面映像

画像: 大谷艦長へ質問する参加者

大谷艦長へ質問する参加者

画像: 幹部自衛官との懇談

幹部自衛官との懇談

画像: 集合写真

集合写真


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